昭和46年夏、新宿――。今にも崩れ落ちそうなおんぼろアパートの2階の部屋で、一心不乱に漫画の原稿を描いている一人の若い男がいた。すべて描き終えた男は、原稿を手に、そして希望を胸に部屋を出ていく。向かう先はもちろん、今をときめく漫画雑誌『劇画トップ』の編集部だ。持ち込みである。しかし原稿を一読した編集者は、全く駄目、出直してこい、の一言だった…。夜の公園で悲嘆に暮れる男は、なけなしの小銭で屋台の酒を求めるが、飲んだあとに支払いが足りないことに気づく。店主と揉めそうになったとき、横にいた美少女が突然酒を奢ると言い出して……この出会いが、奇跡的ドラマの始まりだった! 心が退廃し蝕まれていく現代日本において、あえて「海賊」たらんとした、若き男女の本流のような青春!
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古本業界では高価で有名な「若い貴族たち」がまさかKindle Unlimitedで読めるとは思わなかった。ちょっと前まで全巻セットで3万円くらいで売っているのが普通かなと思っていた... 自分自身の行動を振り返る描写や自嘲する部分は「梶原一騎」っぽいなと絵が「佐藤まさあき」で登場人物の草葉文平を見るたびに「堕靡泥の星」の神納達也が思いだしたりと内容に関してはいまいち乗り切れなかった。他の梶原一騎作品を読んでいたせいか女子刑務所の描写は他でのも見たなと思ったりもした。「人間兇器」よりも描写はソフトなので読みやすかった 全6巻とあるが全く完結はしておらず途中で終わってる。色々調べたところによると主人公の日向真樹がプロレスラーになるらしいが、この単行本では全くその様子はない。 完全版を読みたいがまあ読めないだろうな... 「まことの…貴族のために」