超根暗女子の安藤まさみ。彼女の職業は、殺人事件が主な題材のミステリー小説家。しかし突如スランプに陥り、小説が書けなくなってしまう。そんなまさみに、担当編集の近野は「恋愛小説を書こう」と提案。恋愛経験ゼロの彼女は恋のレッスンを受けるが、結果は散々。ミステリー脳が邪魔をしてことごとく失敗。そんな中、近野は気分転換にまさみを外へ連れ出した。「先生の初めてのお友達」というポジションに嬉しそうな近野。優しくて明るい彼にだんだんと惹かれていくまさみだったが、その優しさは仕事の一環であると気付く。自分の恋心を自覚したとき、それは彼女にとって初めての失恋だった――。