あらすじ失われた記憶を取り戻すために、トロツキーと行動を共にしていたミリューコフに会うこと決めたウムボルトであったが結果何も聞けず、自らもユダヤの工作員に拉致されてしまう。連れ込まれた船から逃げる過程で、ジャムツに助けられたウムボルトは連れられるままに、抗日軍の村に行き、そこで抗日運動の指導者になるようと誘われる。そこにかつて拷問を行った憲兵が現れ…。
安彦先生はガンダムの人というイメージで、マンガ家というイメージはなかったのですが、この作品はすごく完成度が高く感じました。 まったく奇を衒ったところがないなかでこれだけちゃんとマンガを書いてくるので、マンガ家としてもすごく実力が高いのですね。。。ガンダムの人と思ってて失礼しました。というかそんなに急にマンガって書けるもんなんですか??それとも元々マンガ家の方だったんでしょうか??すごいです! テーマは昭和初期の満州で、それも興味深かったです。五族協和(日・韓・満・蒙・漢の五つの民族が協調して暮らす)を目指した満州で、日本とモンゴルのハーフの主人公ががんばります。 主人公のキャラもすごく正統派で好感が持てました。 人間ドラマ系の作品が好きな人は面白く読めると思います。