あらすじ話の核心をつこうとする兵藤の言葉を否定し、急に態度を変える橘と、そんな橘を深追いできない兵藤……微妙な距離感のまま、数日がすぎたある日。うたた寝していた兵藤は、またあの謎の手の感触を感じ、その手を掴むと、目の前にいたのは、珍しくうろたえる橘だった……。