あらすじ

自動車評論家の荒井(あらい)が主導するチューニング雑誌「GTカーズ」復活の動きに、荻島(おぎしま)、ノブ、リカコら、様々な人間が関わるようになっていく。そんな中、荻島は、新「GTカーズ」のスポンサーである椎名耕平(しいな・こうへい)から、荒井の過去を聞かされることになる。なんと荒井は、荻島が夢中になって読んだ企画「C1アタックFD号」を手掛けた顔出しNGの編集者・RYOであった……!
湾岸ミッドナイト C1ランナー(1)

チューニングショップ・RGOをやめた荻島信二(おぎしま・しんじ)は、かつて編集していたチューニング雑誌「GTカーズ」をウェブ上で展開するなど、若手自動車ライターとして活躍しつつあった。そんな中、ニセRGOステッカーを貼ったFD型RX-7が首都高に現れたり、「GTカーズ」の権利を買ったという男・荒井(あらい)が現れたりと、荻島の周辺が動き始める……!『湾岸ミッドナイト』のセカンドステージ!!!

湾岸ミッドナイト C1ランナー(2)

自動車評論家の荒井(あらい)が主導するチューニング雑誌「GTカーズ」復活の動きに、荻島(おぎしま)、ノブ、リカコら、様々な人間が関わるようになっていく。そんな中、荻島は、新「GTカーズ」のスポンサーである椎名耕平(しいな・こうへい)から、荒井の過去を聞かされることになる。なんと荒井は、荻島が夢中になって読んだ企画「C1アタックFD号」を手掛けた顔出しNGの編集者・RYOであった……!

湾岸ミッドナイト C1ランナー(3)

ノブに続いてエリも、新「GTカーズ」編集部でバイトするようになる中、荻島(おぎしま)は、内定していたカーオブイヤー審査員をおりる決断を下す。そして、「GTカーズ」復活の旗振り役である荒井(あらい)の次の狙いは、「マッドドッグ」と呼ばれた32GT-R乗りの佐藤(さとう)に向かう――。

湾岸ミッドナイト C1ランナー(4)

'90年代の伝説の首都高ランナー・佐藤(さとう)の32Rを駆る機会を得たノブは、RX-7とGT-Rの差に戸惑いつつも、徐々に順応していく。それを見たリカコは、C1外回りのタイムアタックの許可を佐藤から取るが、かつて「マッドドッグ」と呼ばれた佐藤の中で、何かが燻り始めて――。

湾岸ミッドナイト C1ランナー(5)

自動車評論家の荒井(あらい)が主導するチューニング雑誌「GTカーズ」復活の動きに、かつて「マッドドッグ」と呼ばれた32GT-R乗りの佐藤(さとう)も巻き込まれていく。そして、かつて佐藤のRを整備した渋川(しぶかわ)という男の存在が浮上。渋川は、口ではノブやRX-7をけなしつつも、面倒をみたいと申し出る。そんな中、佐藤はノブとの走りに向け、RGOのリカコと組むことを決める。その走りを最後に、走り屋という形から降りることを決意しつつ――。

湾岸ミッドナイト C1ランナー(6)

ノブとマッドドッグ佐藤(さとう)とのC1アタックの日が決まり、荒井(あらい)、木村(きむら)や荻島(おぎしま)は、そのための段取りを着々と進めていく。そんな中、荒井はノブを連れて、故郷の愛媛へ出張することに。荒井が言う「ノブに見せたいモノ」とは――!?

湾岸ミッドナイト C1ランナー(7)

ノブとマッドドッグ佐藤(さとう)のC1アタック目前。ノブは、自らのFDにドッグミッションを載せ、その日に備える。そんな中、アジア系のICT企業が、「GTカーズ」の買収を希望してると聞いた荒井(あらい)は、ある重大な決断を下すが……!?

湾岸ミッドナイト C1ランナー(8)

マッドドッグ佐藤(さとう)とノブとのC1アタックから2週間が経った。その間、チューニング誌「GTカーズ」はデジタル雑誌として再スタートを切り、ノブの走りは、より丁寧に、そして深く、変貌を遂げていた。そんな中、病院で見かけた黒いポルシェの圧倒的オーラ感にヤラれたノブは、そのオーナー・島(しま)との邂逅を果たすが――。

湾岸ミッドナイト C1ランナー(9)

自動車チューニング誌「GTカーズ」は、デジタル雑誌として再スタートし、ベスト版の形で、紙の雑誌としても復活した。そんな中、ノブは、走りの管理を託された伝説のポルシェターボ・ブラックバード号で走り込み、荒井(あらい)は幕張メッセで開催されるカスタムショーに連日通っていた。荒井の目当ては、有栖(ありす)ガレージの35GT-R。ワケありのチューナー・有栖は、荒井への手紙と共に、その35RをRGOに託すのだが……!

湾岸ミッドナイト C1ランナー(10)

「GTカーズ」に接近してきた有栖(ありす)ガレージ代表・タカの目的は、かつて製作したコンプリートGT-R(アライズR)を捜し出し、ブラックバード号を撃墜することにあった。そしてタカはついに、自身が完成形と認めたアライズ34R7号車が、ワケありの状態で岡山にあることを知る……!

湾岸ミッドナイト C1ランナー(11)

ノブ&ブラックバード号を撃墜すべく、製作者である有栖(ありす)ガレージ代表のタカ自身が完成形と認めたアライズ34Rの開発ドライバーを、荻島(おぎしま)がすることになる。「走り」の日は、1年に一度だけC1がクリアーになる元日の夜。ノブは荒井(あらい)のアドバイスを受けながら、来るべく日に備える!

湾岸ミッドナイト C1ランナー(12)

23年にわたる『湾岸』シリーズ、ここに完結!――1年に一度だけC1がクリアーになる元日の深夜、ノブ&ブラックバード号と荻島(おぎしま)&アライズ34Rとの「走り」が始まった。ノンクラッチでシフトアップするというリスクを冒しながら、ノブは荻島に必死に食らいつく。元日深夜の「走り」の果てにあるのは!?