あらすじ

「麻雀って底なしに深いんです」「私だけの一打」これを探求するのが寧香さんの麻雀道。ん~素敵な言葉だわ。オリジナリティある一打ってことね。巧い、強いだけじゃなくて妙味のある麻雀。深淵で孤高でユニークな麻雀。このユニークなら私の得意分野!!――何はともあれ――第8期女流リーグ決勝。チャンピオン馬杉寧香に挑戦するのは反田猟子、犬吠埼春菜…そして、丘葉未唯子!!ミーコと波溜、二人三脚で登った坂道の上には真っ青な空が広がっていた!!最終巻!!
打姫オバカミーコ 1巻

世間とずれた生活を送る麻雀プロ。かつて、JMPリーグ風王位戦の覇者となった波溜もそのずれを埋めることができず、プロの世界から離れることを決意する。が、そこに、ひとりのオバカが現れた。オバカはオバカなりに必死に強くなろうとしていた。オバカな女性麻雀プロが波溜に喝を入れる!!

打姫オバカミーコ 2巻

女流麻雀プロの世界は慈愛と友情に満ちた世界……んなわけない。我鷹のハーレムと化した女流プロ麻雀界にまぎれこんだひとりのおバカ。なにがなにやらわけが分からないうちに女の闘いに巻き込まれる。でもやっぱりおバカだからわが道を行くのだった。波溜師匠、お導きを!!

打姫オバカミーコ 3巻

おばかが調子に乗っている。師匠の教えが効いた。否、聞いてなかったのに。調子に乗りついでにおばかがテレビに出る。ピンチヒッターながらブラウン管に写る。師匠、しっかり牌譜採ってくださいね。我鷹の琴線はピリピリ震える。あの手この手での嫌がらせも気にしない。だっておばかなミーコだもん。

打姫オバカミーコ 4巻

なぜか人気が出てしまったミーコ。とーぜん、やっかみの嵐は東西南北から押し寄せる。めげない、負けない、へこたれない。雀力は、はなはだ怪しいが、おばかのパワーを侮るな。しかも師匠がいつも見守ってくれている。え、見守っているだけですかー。ミーコのピンチ、早く来てください。最ソッコーで駆けつけてください!!

打姫オバカミーコ 5巻

競技麻雀プロの世界は人間関係と権力闘争で面倒くさ。女子プロの世界はさらに複雑怪奇。おばかなミーコには難しすぎます。ラッキーとアンラッキーはあざなえる紐のごとし。あれ、縄だっけ。ラッキーだけがいいミーコはしょげちゃいます。でもやっぱり麻雀は好き。どんなことがあっても麻雀を愛してます。いつの日か師匠とふたりででっかい花火をドッカンバリバリと打ち上げてみせます。

打姫オバカミーコ 6巻

知らず知らずのうちに強くなっていたミーコ。女子プロの仲間たちも認めてくれるようになりました(あ、一人を除いてね)。全て師匠のアドバイスのおかげです。お礼にミーコの手料理を召し上がれ。ちょっと、なんですかその顔!!

打姫オバカミーコ 7巻

女流リーグ戦決勝卓になぜかおばかなミーコがいます。対戦相手は…両親と絶交してまで麻雀界に入った恭子ちゃん。勝つための執念は鬼神も呆れる猟子ちゃん、それに天才寧香さん。私なんかとても太刀打ちできません。でも…私には師匠がいる。それに…あれ…あれあれ、師匠おお~ミーコ勝っちゃいそうですうう~。

打姫オバカミーコ 8巻

「もうTVで女子プロの対局流すのやめなよー!!」「おまえら麻雀界にいらない!!」「おまえらぶっつぶす」芸能界で麻雀の実力随一の存在館有人。麻雀を愛するあまり女子プロ撲滅宣言を叫んだ。あれええ~なんでミーコに指さすんですかあ。わたし女子プロの末席でいじましくしてますう~。

打姫オバカミーコ 9巻

女子プロを蛇蝎のごとく嫌う存在館有人。女子プロ撲滅宣言の挑発にのった女子プロたち。馬杉寧香、宝生れいら、反田猟子、今井恭子、柚木リサは怒り心頭に発している。芸能人との対局に向かう5人。あれ、わたしも頭にきてるんです。ミーコも闘います!!6人の怒れる女子プロ軍団、いざ!!

打姫オバカミーコ 10巻

なぜかミーコは女流風王位戦の決勝の卓に座っています。“なぜか”じゃありません!!才能と努力と師匠の教えの賜物です。おもに才能ね。あと、ほんのちょっぴりの運と。見ててください師匠。その瞬間を。栄光を手にする和了を!!

打姫オバカミーコ 11巻

大麻王戦の決勝卓でミーコと師匠は私有地を争うことになりました。あれ、違う違う。雌雄を決するのです。ん~かっこいい~!!「雌雄を決する」このフレーズ。一度言ってみたかったの。メスとオスを決めるのですうう。もちろん私はオスとなって師匠を喰らうのじゃあ!!でもちょっと複雑。もちろん勝ちたいけど師匠にも勝ってもらいたい。悩ましい戦いです。

打姫オバカミーコ 12巻

ミーコにも弟子ができました。蒼尻つぼみ。ピュアと言うか、空気読めないというか、ちょっと困った子ちゃんです。女流リーグを勝ち上がってきてこともあろうにこの現風王位ミーコ様と決勝で闘うことになりました。他の二人は更科香月さんと、もちろん馬杉寧香さん。誰が見たって寧香さんが最有力。師匠!!土壇場でアドバイスを!!即効性のあるやつを是非!!

打姫オバカミーコ 13巻

フリー麻雀の店長を任されたミーコ。来るわ来るわの千客万来!!とはいかないけれどがんばっています。ついでにメジャーデビュー!!と言ってイチローとプレイするわけじゃない。ユニットを作ってもらって歌手デビュー。恋は満面摸~!お次は鳴き麻雀のテクニシャンがミーコの前に立ちふさがる。毎日毎日急がしすぎてミーコは楽しそう。

打姫オバカミーコ 14巻

ネット麻雀の帝王、リアル麻雀に参上!!超デジタル麻雀に翻弄されるアナログ派。ミーコはもちろんぼんやりアナログ派。なんとなくデジタルのほうが頭よさげ。どうせ私は旧時代のアナログです。れいらさんはベテランアナログす。え、一言多いって。ごめんね、ごめんね~。

打姫オバカミーコ 15巻

「麻雀って底なしに深いんです」「私だけの一打」これを探求するのが寧香さんの麻雀道。ん~素敵な言葉だわ。オリジナリティある一打ってことね。巧い、強いだけじゃなくて妙味のある麻雀。深淵で孤高でユニークな麻雀。このユニークなら私の得意分野!!――何はともあれ――第8期女流リーグ決勝。チャンピオン馬杉寧香に挑戦するのは反田猟子、犬吠埼春菜…そして、丘葉未唯子!!ミーコと波溜、二人三脚で登った坂道の上には真っ青な空が広がっていた!!最終巻!!