あらすじ

双手を血に染め、宿業の道を往く男の鎮魂歌!! 組織の首領の座を賭けた国雄との死闘に勝ち残った真人は梅戸を連れ、正式な継承者となるべく組織に乗り込む―。一方、真人に置き去りにされ、兄への復讐を誓う吉人は、傷ついた国雄と共に、街中に潜み、報復の機をうかがう。そして又、組織の幹部が真人を暗殺すべく刺客を放った!!
猛者連ブギ (1)

日本列島を復讐の血で染める本格実弾ロマン!! “若”と呼ばれる少年・桐原真人には三人の父がいる。漆沢長一郎,須佐性善、四方谷忠治―― 三人は冠婚葬祭屋に身をやつし、抗争で殺された侠客・桐原伍一の遺児・真人を組織の手から守っていた。担任の女教師・尾形弓子に淡い慕情を抱く真人。桐原組の根絶を狙う組織の影が刻一刻と迫る――!!

猛者連ブギ (2)

血の代紋が少年に嵐を呼ぶ武闘ロマン第二弾!! 抗争で暗殺された桐原伍一の遺児・真人を守る漆沢長一郎、須佐性善、四方谷忠治の三人。桐原組根絶を画策する組織との対立は激化し、須佐は組織の手中に落ちる。真人を狙う組織は遂に小学校に襲撃をかけ、銃弾の雨に四方谷は斃れる。漆沢、刑事の瓜生は逮捕、真人は教護院に一人送られる―!!

猛者連ブギ (3)

血染めの儀式の連続!! 本格ハードアクション!! 組織の熾烈な追及に、桐原組の遺児・真人は、親代わりの漆沢らと離ればなれになり、特別少年刑務所へと護送される。しかし、そこは、血に飢えた所長夫婦が支配する地獄だった!! 一方、組織はマフィアのトップランクの殺し屋、ナスターゼを真人狩りに送り込む。真人の、そして漆沢の運命は――!?

猛者連ブギ (4)

野望と復讐の間を彷徨する凄絶な青春ロマン!! マフィアの殺し屋・ナスターゼにひろわれ、たくましく成長した桐原真人は七年ぶりに帰った日本で、マフィアの尖兵として、組織壊滅を目指し、行動する。だが、いち早くそれを知った組織は再び真人暗殺に動き出した!! 銃弾の雨の中、真人は育ての親の漆沢らを頼るべく、尾道へ向かった――!?

猛者連ブギ (5)

殺戮の星を背負った男たちの衝哭のバラード!! 侠客・梅戸増造の愛娘・寛子の家庭教師となった桐原真人は、義父・漆沢と須佐の心中事件を機に尾道を去る。一人生き残った漆沢から、自身の出生の秘密を聞き、愕然とする真人に、梅戸は桐原組再興の野望をもちかける。さらに梅戸が語る驚愕の事実―― 真人には生き別れの弟がいた!!

猛者連ブギ (6)

血塗られた宿縁が錯綜する異色ハードロマン!! 組織の頂上に登りつめるため、遂に真人の攻撃が開始される。末端価格五億円の覚醒剤の掠奪を手始めに、幹部たちを罠に陥し入れ、次々と組織の外郭を崩しにかかる真人、吉人、梅戸!! さらにNo.2を謀殺し、大胆にも白昼堂々、組織の首領の誘拐を決行せんとする!! 果たして勝算は――!?

猛者連ブギ (7)

双手を血に染め、宿業の道を往く男の鎮魂歌!! 組織の首領の座を賭けた国雄との死闘に勝ち残った真人は梅戸を連れ、正式な継承者となるべく組織に乗り込む―。一方、真人に置き去りにされ、兄への復讐を誓う吉人は、傷ついた国雄と共に、街中に潜み、報復の機をうかがう。そして又、組織の幹部が真人を暗殺すべく刺客を放った!!

猛者連ブギ (8)

虐殺の血煙の中に佇む孤高の男たちへの哀歌!! 遂に首領の座に就き、組織の頂上に昇りつめた真人!! だが血塗られた宿命は、真人に安穏を許すことはない――。真人の首領就任をよしとしない組織内過激派一桜会は、黒人ボクサーとの私闘で傷つき入院した真人の元へ、暗殺者を送り込んだ!! 身動きできぬ真人に黒い死の影が迫る――!!

猛者連ブギ (9)

超暴力で綴る異色ハードロマン堂々の完結編!! 運命の悪戯か、組織内過激派一桜会から真人暗殺の命を受けた漆沢は、尾道での真人の幼ななじみ・啓子と巡り合う。そして、真人に復讐を誓う橘秋子、吉人、澄川国雄もまた、真人と梅戸が潜む般若山山中へと向かった――!! 呪われた血染めの紋章を賭けて、最後の狂宴が、今、始まる――!!