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世界同時株安到来！次々と企業が倒産する大不況のなか、アラビア王国で国営事業を手伝っていた矢島金太郎も、多額の損失を出してしまう。「お前の責任ではない」とハッサン国王に諭されても拭えぬ失敗の記憶。失意のなか、帰国した金太郎の元に、古巣・ヤマト中央建設倒産の知らせが……。経済に国境がなくなりつつある現在、金太郎が選んだ奇策とは……？
倒産しかけたヤマト中央建設は、矢島金太郎の尽力でアラビア国王に買収され、ヤマトアラビア建設として新たなスタートを切る。初代社長に就任した矢島金太郎は、「日本の最大の資源は人間！世界最強の経済動物日本人の本気を見せろ！」と日本人社員を激励するが、日本を遠く離れたアラビアの地、日本人社員にとって金太郎の期待は重いものだった。
経済に国という垣根がなくなりつつある新時代を迎えても、いまだ自分たちの利権しか見えない政治家。その魔の手にかかったヤマトアラビア建設社長・矢島金太郎は、談合を拒否し、マスコミに全てを暴露することを決める。しかし、金太郎を陥れようとする陰謀は動きをやめていなかった……。
矢島金太郎（やじま・きんたろう）の激動の半生で、これまで描かれなかった彼の過去について迫る「順不同」編がスタート！中学を卒業する金太郎は、高校へ進学せずに東京での就職を決意する。その後、就職先に父親の素性が知られて採用取消にされてしまった金太郎は、運良く古田オートモータースの社長に拾われて、働きながら夜間高校に通わせてもらう。そんなある日、金太郎は暴走族「八州連合」のヘッド・大川と知り合い……!?
「順不同」編の前編はヤング金太郎。ヤマト建設に入社したばかりの矢島金太郎は、公共工事や大規模開発工事など花形事業とは縁のない営業３課に配属される。３課の木下係長に帯同した金太郎は、自らのうぬぼれが元で、早くも社員失格の烙印を押される。非に気づいた金太郎は、詫びを入れてあらためて木下の下で営業マンとしての第一歩を踏み出す。そして、誰も手を出さぬ難しい物件の東洋駅前駐車場の地主を訪れることになるのだが…。「順不同」編の後編は、１年２カ月の刑期を終えて、刑務所を出所した46歳の矢島金太郎を描く。金太郎は資産家の大州作次郎から、なんと出版社をまかせられることになって…!?
旧知の中村加代（なかむら・かよ）からの連絡で、快童社に行く事になった矢島金太郎（やじま・きんたろう）は、出社早々に受付で大暴れする。その後、快童社の役員会に乗り込んだ金太郎は、出版業界の落ち込み様を知り、打開策としてゴルフ場を買う事を提案する。しかし、それを聞いた役員達は激怒して……!?不況の出版業界に、金太郎はどう立ち向かうのか？センセーションを巻き起こす出版社編、スタート！
大手出版社の快童社の社長に就任し、出版不況を脱しようとする矢島金太郎が目を付けたのは、出版の「電子化」だった!!それは、出版側が主導で電子ブックリーダーを作り、全出版社が協力してそこへコンテンツを流すというものなのだが……!?そして、今まで触れられなかった、金太郎の母親に対しての思い出が明かされる……。『新サラリーマン金太郎』感動の最終巻!!
冤罪の痴漢を、目でやってないと判断して、助ける。