あらすじ厳寒の江戸に戻った鶴次郎は、縁あって材木問屋・美濃屋の未亡人おみやと深い仲になった。おみやは夜鷹に身をやつしていたが、亡夫が集積した蠣殻が幕令の改正で宝の山となった。鶴次郎とおみやは、大火で焼け出された江戸の民のことを考え……。