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無垢で純真、誰をも惹きつける魅力を持つ少年エンデ。エンデを拾い、親子として暮らす死神グレゴール。人の命を奪うはずの死神が、人間の子と暮らす禁忌を犯すのは、二人が“愛”によって固く結ばれているから。死神と少年の“愛”、果たしてそれは本物の愛なのか─。
無垢で純真、誰をも惹きつける魅力を持つ少年エンデ。エンデを拾い、親子として暮らす死神グレゴール。人の命を奪うはずの死神が、人間の子と暮らす禁忌を犯すのは、二人が“愛”によって固く結ばれているから。死神と少年の“愛”、果たしてそれは本物の愛なのか─。
「性癖の鈍器でぶん殴られる覚悟はよろしいですか??」と望月淳さんが帯に書かれてるけど、性癖の鈍器でダウンを取られた後にぎっちり作り込まれた世界観に飲み込まれるという恐ろしく懐の深い作品。 「性癖~」の言わんとすることはモチロン分かるけど、そもそもが上質なダークファンタジーの土台の上に成り立ってるので性癖が刺さらなくても十分面白い。というかそんなニッチな攻め方をせずとも、もっとド真ん中ストレートにファンタジー好きに推していける作品だと思う。「亜獣譚」「魔女と野獣」「この愛は、異端。」のような、一癖あるファンタジーが好きならたまらない作品のはず。 真面目なストーリーの考察をすると、多分だけどグレゴールに必要なのはストルゲーではなくエロスじゃないのか…もし当たってたなら、それに気付いた時グレゴールはエンデをどうするのか。その瞬間に最も性癖が爆発する気がする。 余談ですが、『死神のラメント』巻末のspecial thanksにアシスタントとして「さんさん桜」のくらのさんの名前がありましたが、そう言えば作品の雰囲気は全然違うけどなんかキャラクターに共通点がある気がしますねぇ。。。 1巻まで読了。