怨霊を御霊(ごりょう)として祀ることで繁栄してきた久遠寺家。しかし、その恩恵のためには五十年に一度、生贄として“嫁花(よめばな)”を捧げる必要があった…!同家に嫁花として生まれたカスミ。自らの過酷な運命を受け入れていたが…。「カスミちゃんを呪いみたいな運命から助けるから」――。久遠寺家の使用人・輝(あき)の想いを知ったカスミは、運命にあらがう勇気が湧いてきて…!?果たして、カスミの呪いを輝は浄化し救うことはできるのか?数奇な運命に翻弄される男女の耽美なラブストーリー。
「君をもう一人にはしない――」すすかぶり――それは災いの元である黒蝶を捕まえ、村の守り神である生き神様へ届ける役目。誰からも忌み嫌われるすすかぶりの仕事をしている宵は、村人から穢れ扱いされ、虐げられながらも、懸命に日々を生きていた。ある晩憤った村人たちから責められ、ボロボロになった宵の目の前に現れたのは、生き神様その人で…!?「君に降りかかる災いは、これからすべて俺が祓う」そう言って宵を抱き寄せて――…!?これは、孤独な少女が不器用に愛を知っていく物語。初めての××の夜を描いた描き下ろし漫画『愛が溢れた夜に』のほか、電子限定ペーパーも収録!!
幼い頃からあやかしが見えることに悩まされてきたOLの雅。そのせいで恋人には振られ、職場やプライベートにも居場所がなく孤独を感じていた…。ある日、仕事帰りあやかしに襲われた雅は大ピンチ! そんな彼女の前に現れたのは桜を纏う神様・朔。あまりに優美な彼に雅は見とれてしまうが、どこか見覚えがあると感じて…? そんなことを考えている間に、朔は瞬く間にあやかしを倒す。すると彼は雅を抱き寄せ「迎えに来たぞ 俺の花嫁」と言い出して!? 「私が…神様の花嫁?」困惑する雅だが、朔はそんなことは、お構いなしに神世に連れ去ってしまい――! 胸キュンの和風ラブファンタジー! (この作品は電子コミック誌Berry’s Fantasy Vol. 22・23・24・25・26に収録されています。重複購入にご注意ください)
「約束するよ椿(つばき)、俺が君を幸せにする。そこから連れ出すから」愛する落花(らっか)との束だけを頼りに生きる身寄りのない少女・椿。十年後、約束どおり落花は椿を迎えにきたがなぜか椿は違和感を感じ…。
それは夜に香る花のような、甘く理性を蕩かす、恋と背徳の虫籠(ハーレム) 和洋入り混じる爛熟の季節、大正。自立を望む令嬢・蝶子を恋の遊戯に誘うのは、時代の寵児たる5人の美男芸術家(アルチスト)たち――。
悪い魔女に攫われ、魔法で猫にされてしまった孤児のアーシェ。ろくな食べ物も与えられずにつらい日々を送っていたけれど、お城の騎士・ライトリークが助けてくれた! でもアーシェの魔法はとけず、人間に戻れない…!? 結局、猫の姿のまま、ライトリークと暮らすことになったアーシェは、文字どおり猫かわいがりされるけれど――。この呪いの魔法がとける日はくるの!? 溺愛ファンタジック・ラブストーリーコミカライズ、待望のコミックス化!
黒月の眠りを受けし者は「死せる者」となり、死の眠りから逃れられない。 高名な魔女だった祖母の遺言で、祖母の館にやってきたフィユ。館の牢に閉じ込められていたいた青年・クーは、祖母に「黒月の眠り」という死の眠りに至る呪いをかけられていて…。表題作の他2作品を収録した、珠玉の恋愛短篇集。
従者希望の青年の新しいご主人様は嘘がキライなお嬢様。 従者希望のロザリオールは、デュベリー家の令嬢・スノーベルに仕える事に。使用人に求める唯一の雇用条件は「嘘を吐かない事」。スノーベルは度々、使用人が嘘を吐いていないかを判定する残酷な「審議」を行っていて――。