オカルト漫画として満点かもしれない。しっかり怖いのに物語としても面白い。風変わりなキャラ達は実写化にも向いてそう。なのに2巻が出てないなんて信じられない…。 ビルの壁にある人型のようなシミを消そうとした清掃員が死亡した。他にも管理人や警備員など関わった人間が次々と失踪する。こうした奇妙な事件が起きた時にまず動くのが市役所の特別事案対策室・通称「ことなかれ課」の人々。彼らが常識では考えられない出来事を解決していく話です。 子供を事故で亡くしたお母さんの話がすごかった。あの1話でも完璧だったけど続きがあると知って喜んだのに…。あのラストシーンを読ませといてお預けはないよ〜。
オカルト要素はあるけど怖すぎない短編集。どの話も最初から最後まで飽きることなく引き付けられる内容・画力・構成力で面白かった。こういう短編が雑誌に掲載されてると満足度が上がりますよね。どれもいいけど個人的に一番印象に残ったのは死期が近いおばあちゃんが猫に憑依して人助けをする話かな。これだけ他の話と違って実際に起きそうな語り口だったので入り込みました。
オガツカヅオのホラーの根幹には「人間」がある。それは悪意や暴力性、あるいは行き場のないどうしようもなさ、そうしたものが超常現象を生んで、物語となる。お腹が重くなるような独特の後味の悪さはこの露悪的な「人間味」に起因している。それが気持ち悪く、くせになる。この感覚を見事に描いてみせた星野茂樹の漫画力も見逃せない。
『解体屋ゲン』の星野茂樹が原作のホラー漫画。 主人公は市役所通称ことなかれ課の家持。再開発や水質調査などの工事現場で発生する超常現象を調査し、解決する話。 家持は名探偵のような調査能力に長けているが霊能力はないので、毎回霊能力者の協力者が現れる。 星野茂樹らしい工事や調査などの仕事への造形の深さがリアリティを与えながら、怪異や未確認生物などが組み合わさっていいホラーになっている。 1話完結ではなく、1巻の後半では事件がリンクしてくる連作形式。2巻以降では話がもっと深まると思う。
オカルト漫画として満点かもしれない。しっかり怖いのに物語としても面白い。風変わりなキャラ達は実写化にも向いてそう。なのに2巻が出てないなんて信じられない…。 ビルの壁にある人型のようなシミを消そうとした清掃員が死亡した。他にも管理人や警備員など関わった人間が次々と失踪する。こうした奇妙な事件が起きた時にまず動くのが市役所の特別事案対策室・通称「ことなかれ課」の人々。彼らが常識では考えられない出来事を解決していく話です。 子供を事故で亡くしたお母さんの話がすごかった。あの1話でも完璧だったけど続きがあると知って喜んだのに…。あのラストシーンを読ませといてお預けはないよ〜。