「貧乏を知るものは、成功する」と偉い人が言っていたような言っていなかったような。 自分で実際に体験をするのが嫌な人は、漫画で勉強しよう。 時代はバブル期の話だけど、主人公は風呂なしアパートに住む貧乏人。 特に、大事件とかは起きずに貧乏な日常が描かれています。 ほのぼのします。
住宅ローンで苦しむ私にとって、何か参考になるのではと思ってましたが、いい意味で裏切られたのがこの作品です。時代背景は、昭和と平成の境目あたり。上京して8年目の主人公・耕助は、特に定職につくわけでもなく、ビンボーな生活を送っている。今風にいえば、典型的な負け組。古新聞を机代わりにし、パンの耳をかじり、自転車やフライパンなどは隣の学生から借りる。この部分だけを取り上げると、彼が日々をいかに生き抜くか、という話のようですが、これが受ける印象はまったく違うのですね。耕助は意外に快適に暮らしているのです。そう、ビンボーを満喫しているとでもいいましょうか。そこに悲壮感はまったく無し。我慢はするが必要なときにはお金を使うし、人徳はあるからしょっちゅうバイトの引きはあるし。そうなんですよね、ちょっと工夫するだけで、お金なんかそれほどなくても楽しく暮らせるものなのですよ。ひと昔前に「銭形金太郎」というビンボー生活を紹介する番組がありました。あの手の漫画かな?と思って読んだら大間違いです。
ミニマリストだったりシェアリングエコノミーの先を行っていたね。
「貧乏を知るものは、成功する」と偉い人が言っていたような言っていなかったような。 自分で実際に体験をするのが嫌な人は、漫画で勉強しよう。 時代はバブル期の話だけど、主人公は風呂なしアパートに住む貧乏人。 特に、大事件とかは起きずに貧乏な日常が描かれています。 ほのぼのします。