血まみれ童話と残酷実話の狂い咲き――。処女の生き血に浸る女王、売春宿で虐待され身を投げた姫……。美しい童話に秘められた衝撃の真実を暴く！表題作他、楊貴妃などの実在人物伝も収録。
没落した華族令嬢に成金男の魔の手が迫る!?一大ブームを巻き起こした大正ロマン、文豪・菊池寛の名作をまんが化!!男と女の秘事を艶やかな筆致で描いた珠玉の短編集！
童話は美しく、そして残酷――。美しい童話に秘められた衝撃の真実を暴く！表題作『赤い靴』他、大人のための残酷メルヘン４話を収録。
一流家庭の淑女の育成と、花嫁コンサルタントと銘打つ結婚相談所。女性の申し込みは多数あるが、男からの申し込みは皆無。倒産を覚悟した社長は息子たちに後を任せ、逃亡。だが、しっかり者の娘（？）は、兄を見合い相手に仕立て、多数の女性客の相手をさせた後、最終的に破談にして金を儲けることを考えるが…!?若い男女のロマンスを描く、ラブストーリー傑作集！
駒崎外科病院に住み込みで働くことになった内藤せい子。彼女は父親を亡くし、働きながら看護学校に通う明るい女の子。救急病院の駒崎外科病院は、ケガをして泣き叫ぶ子供、重傷を負った極道、お年寄りなどで、毎日目が回る忙しさ。ある日、幼い子供の死に直面したせい子は、冷静でいられない自分に限界を感じ…。
貸し本屋の一人娘で中学生の牧子は、本を借りに来る医学生の上田と、ロック・シンガーの村本の二人の男に恋してる。少し背伸びした恋を夢見る牧子は、店番をしながら上田や村本と話をすることに喜びを感じるていた。お兄さんタイプの優しい瞳をした上田との恋や、人気者となったロック歌手の村本との激しい恋を妄想する牧子だが、実は二人は…。
過去、男との同棲経験が多くあり、現在も男関係が派手な作詞家の亜樹みゆき。作詞家として一人前になるまで肩肘を張って生きてきた亜樹だが、もうすぐ30歳を迎える。そんなある日、彼女のもとに届いたテープには、クラシック畑の飛鳥政春が作曲した曲が入っており、その曲に詞をつけてほしいとの依頼が。何も知らずにそれを聴いた亜樹は、この曲を作った人と結婚するのだと、運命を感じるが…。
いく美と俊彦は、いとこ同士。子供の頃から２歳年上のいく美に憧れていた俊彦は、20歳の若さでお見合い結婚を決めたいく美に、驚きを隠せない。相手は27歳のサラリーマンで仕事人間。いく美も結婚を決めたとはいえ、相手の鉄男を愛せるのか、また、鉄男が自分を愛してくれるのか不安でいっぱい。そんないく美を見た俊彦は…!?
ある雨の降る夜、飯倉誠基は車で女をひきかけてしまう。幸い女に怪我はなかったものの、彼女は誠基を誰かと勘違いしているようだった。彼女の家も連絡先もわからず、濡れた体をどうにかするためラブホテルへと入るが、そこで流されるまま体を重ねてしまう…。だが、自分の勤める病院の院長の娘・沙羅との婚約が決まっていた誠基は、一夜の過ちなど忘れ去ろうとし…。そして迎えた結婚式当日。そこで名前のない香典を差し出した女は、紛れもなく、あの夜の女であった…。（夢狂乱）／ほか、ミステリアスな女性に翻弄される恋を描く、全５作品を収録した短編集。
本当の幸せ、真実の愛。女の閉ざされた心を開く鍵は愛なのか、それとも憎しみなのか…。財閥の一人娘・萌子は、親が決めた相手と結婚するまでは人生を楽しみたいと、多くの男と関係を持っていた。ある日、父の再婚相手の若く美しい継母・支那子が苦悩する顔をもっと見たいと思った萌子は、男友達の弘に500万で支那子を襲うよう依頼するが…。時に優しく、時にはしたたかに愛鍵を探し続ける女たちの物語が、今幕を上げる…！
1920年代、ニューヨーク。密輸と密造酒でギャングたちが裏社会を支配する禁酒法の時代。ある日、小悪党のジュノが組の金をくすね、その金で女たちと酒を楽しんでいた。だが、そこに突如現れたのは日米のハーフの女・蝶子。彼女の正体は、愛しのギャンギャンと呼ばれる黒蝶組のボスで、冷酷無比な蝶子はマシンガンを取り出すと、ジュノに対し…!?
紅い帆船と恐れられるカリブ海の海賊の船長は、ある日、海に漂流する小舟から赤ん坊を救う。金髪の可愛らしい女の赤ん坊をエンジェルと名付け、自分の子供として育てた船長だが、成長するに従い、男顔負けの強者になっていくエンジェルに頭を抱える。そのエンジェルは父と信じて疑わない船長の跡を継ぎ、カリブ海の海賊・紅い帆船の船長になることを夢見るが…。
日米ハーフで17歳のトップモデル・紫城真樹は、孔雀と呼ばれて世間の注目を浴びているが、過去や生い立ちについては謎に包まれていた。彼女を半年間撮り続けるフリーの女性カメラマン・谷岡潤ですら、彼女の事は何も掴むことができないでいた。だが、孔雀の羽には毒がある…と、彼女の裏にある何かを感じ取っていた。そんな真樹に憧れ、モデルクラブに入った15歳の少女・藤村渚や、真樹に異常なライバル心を燃やす立花マリなど、美しき女性たちの葛藤を描いたドラマが幕を上げる！
見知らぬ土地を大好きなマシンで、季節の風となって走りたい。世界耐久選手権鈴鹿８時間レースなど、２年連続チャンピオン国立雄の、16歳の妹・ピンクこと緋色は、早く18歳になり、二輪の免許を取得して兄と一緒に走ることを夢見ていた。だがそんな大好きな兄が、暴走族の手により命を落としてしまう…。嘆き悲しむ緋色だが、そんな時、３年の番長に絡まれて…!?
12月13日、野々村鈴香の13歳の誕生日に全ては始まった。両親、弟、妹と祝う楽しいはずの誕生日パーティー。だが、謎の男たちが野々村家に侵入し、父母や弟妹たちが目の前で殺害され…。銃で撃たれた鈴香は意識が遠のく中、犯人達の姿と、彼らが口にした『堂方』『例の物』『会長』という言葉が脳裏に焼き付いていた。そして、一人生き残った鈴香は復讐を誓う…!!
父母を知らずに遊郭で育てられた千琴は、自分も女郎になるのが当たり前だと思っていた。しかし、15歳の時ドイツのデュワール公爵に買われ、遠いドイツの地へと。デュワール公爵は千琴をドイツ一の令嬢に育てるつもりで様々な教養を身につけさせると、ある日、オペラ座へと連れて行く。そこで、初めて千琴を見たドイツの若き貴族たちは彼女のトリコになってしまう。そんな貴族の一人、エミールは、ひと目惚れした千琴に近付くが…!?
