子供時代に『不思議のたたりちゃん』(および『新不思議のたたりちゃん』)を読んだことがありますが、犬木加奈子先生の「濃い」画風が肌に合わなかったこともあり、一度記憶から消去してしまいました…犬木先生すいません。 しかし、『ママ友はたたりちゃん』を試し読みした時、今の犬木先生の絵が比較的シンプルになっていたためと、「たたりちゃんの息子さんと旦那さんがどんな人なのか知りたい」という好奇心から、購読を決意しました。 本作は比較的読みやすかったし、「あるある」なネタを取り込んでる分だけ共感します。 『不思議のたたりちゃん』と『新不思議のたたりちゃん』(あるいは『不気田くん』と『真・不気田くん』)を読み(直し)たくなります。 『ママ友はたたりちゃん』が『新不思議のたたりちゃん』よりも短く終了したのは残念に思いますので、たたりちゃんとその旦那さんの馴れ初めを描いたスピンオフ作品の制作を望んでしまいます。
古き良き時代のホラーという感じで楽しかった!犬木さん懐かしいな。オールカラーだから…血とかもね、めっちゃ映えるのよ(笑)!それにしても、エグいシーンのオンパレードなのに、何故にこんなホッコリするんだろう(笑)
昔読んでいて、当時は怖いや気味が悪いという印象しかなかったけど、大人になって読み返すと教育漫画だと思わせてくれます。 イジメシーンなど少し気持ち悪い、グロテスク描写もあるので苦手な人は受けられないかもしれません。 いじめた人が祟られてスカッとします。
おどろおどろしさや不気味さ、恐怖心を煽る、という意味ではライトなホラー漫画なので、読んだあと一人でトイレに行くのが怖くなる心配はありません。それに、ちょっとレトロで個性的な画風と丁寧な作画、身近なテーマが中心の短編集で、さらっと読めてしまいます。 とは言え、単に読者をむやみに怖がらせるだけの内容ではなく、一話一話にしっかりとしたストーリーがあり、人間の満たされることのない欲求や、嫉妬心、妬み恨みが引き起こす不幸が描かれているので、読み進めているうちに人間の心に潜む醜さを思い知ることになり、ある意味背筋が寒くなる瞬間があったり、また考えさせられもしました。そんな中、ときどき心がほっとするような展開の話の回も挟まれているのが救いです。人間の持つ恐ろしさ、哀しさ、暖かさ…様々な面を感じられる、質の高いホラー作品だと思います。
犬木先生のストーカーホラー男、不気田くんの不気味な愛のお話。 最初は不気田くんに理不尽に破滅させられる女の子たちが可哀想で胸糞な話なのですが段々と純愛になっていき、不気田くんの悲恋物語に変わっていきます。 犬木先生は少女ホラー漫画家というイメージがありますが男性が主役というのも一風変わって面白いです。
たたりちゃんが、いつも虐められている姿を見ると、自分の子供時代にタイムスリップしてしまう。自分自身は、特にいつも虐められていたわけではないが、小学校のクラスでは、こんな漫画みたいないじめが横行していたのは確かだ。たたりちゃんの漫画を通して虐めに立ち向かう勇気も教えられたけれど、それ以上に、たたりちゃんの孤独に胸がキュンとしてしまった。
子供時代に『不思議のたたりちゃん』(および『新不思議のたたりちゃん』)を読んだことがありますが、犬木加奈子先生の「濃い」画風が肌に合わなかったこともあり、一度記憶から消去してしまいました…犬木先生すいません。 しかし、『ママ友はたたりちゃん』を試し読みした時、今の犬木先生の絵が比較的シンプルになっていたためと、「たたりちゃんの息子さんと旦那さんがどんな人なのか知りたい」という好奇心から、購読を決意しました。 本作は比較的読みやすかったし、「あるある」なネタを取り込んでる分だけ共感します。 『不思議のたたりちゃん』と『新不思議のたたりちゃん』(あるいは『不気田くん』と『真・不気田くん』)を読み(直し)たくなります。 『ママ友はたたりちゃん』が『新不思議のたたりちゃん』よりも短く終了したのは残念に思いますので、たたりちゃんとその旦那さんの馴れ初めを描いたスピンオフ作品の制作を望んでしまいます。