舞台は奈良県にある日ノ郷(ひのさと)大学の農学部。 3回生の浅葉レイは生き物への愛は人一倍あるものの、その愛ゆえに命に"責任"を持つことができず、研究活動に気持ちを向けることができないでいました。 そんな彼は調査中の池の近くで女子中学生・樫原(かしわら)カナと出会います。 カナの父親はかつて日ノ郷大学で生物学者をしていましたが、彼女が物心つく前に家を出ていき、そのまま帰らぬ人となっていました。 そしてカナは幼い自分を捨てて研究を選んだ父親に対する憎しみとも怒りともつかない感情をぶつけるためにこの大学までやってきたのでした。 この作品はこのようにそれぞれ異なる意味で自らの進む道に迷っていた2人が出会い成長をしていく姿が描かれるヒューマンドラマです。 また、農学部の研究室が舞台ということで、実在する絶滅危惧種の魚が登場するなど、専門的な内容も描かれていて、物語を楽しむ過程で新たな知識も得られる、そんな作品になっています。 1巻まで読了
ほとんどが一話完結です。こんな保健医が学校にいたら安心ですね!
3巻まで無料だったので読んでみました。 医療ものですが小学校が舞台ということ、子供に起きる病気が主体であること、などのせいかとてもとっつきやすい印象です。どうやらわけありのような医者かつ保険医の代理の先生が主人公。つっけんとんだけど病気に対しては真摯に冷静に対処するところがなかなか格好いいですね。群像劇かと思いきや、基本的に数話で1つのエピソードがキレイにまとまるので読みやすかったです。あとは、小学生を軸にしているのでそれを取り巻く大人たちもきちんと描かれていて、ただ子供の病気を治すだけのお話になっていないところが良いと思いました。 ただ仕方ないと思いますけど病気発生しすぎですね、この小学校(笑) 面白いし読みやすかったので4巻以降も買ってみようかな。
舞台は奈良県にある日ノ郷(ひのさと)大学の農学部。 3回生の浅葉レイは生き物への愛は人一倍あるものの、その愛ゆえに命に"責任"を持つことができず、研究活動に気持ちを向けることができないでいました。 そんな彼は調査中の池の近くで女子中学生・樫原(かしわら)カナと出会います。 カナの父親はかつて日ノ郷大学で生物学者をしていましたが、彼女が物心つく前に家を出ていき、そのまま帰らぬ人となっていました。 そしてカナは幼い自分を捨てて研究を選んだ父親に対する憎しみとも怒りともつかない感情をぶつけるためにこの大学までやってきたのでした。 この作品はこのようにそれぞれ異なる意味で自らの進む道に迷っていた2人が出会い成長をしていく姿が描かれるヒューマンドラマです。 また、農学部の研究室が舞台ということで、実在する絶滅危惧種の魚が登場するなど、専門的な内容も描かれていて、物語を楽しむ過程で新たな知識も得られる、そんな作品になっています。 1巻まで読了