エーゲ海に浮かぶ島国フォーテネグロ。アイオナンスの姉は皇太子マックスと結婚したが放蕩生活を送った挙句、愛人と事故死した。王国の掟によると、その罪をつぐなうため妹である自分が殿下と結婚しなくてはならないという。王家の跡継ぎを産むための生け贄になるなんて、この21世紀の世の中に…!?しかし、結婚パレードで圧倒的な男性的魅力をもつ彼に、とろけるような熱いキスをされ頭のなかが真っ白になってしまう。彼にとってもこの結婚は義務なのに…。
「君は弟の責任をとって僕と結婚するんだ」王子リュクの有無を言わさぬ命令に、キャリーは言葉を失った。冗談でしょう、リュク。いくら私の弟があなたの許嫁と結婚したからって、私は代わりのお妃になんてならないわ。8年前に受けたひどい仕打ちをまだ忘れていないのだから。キャリーは絶対に従うまいとリュクを睨みつけた。しかし王子は昔以上に魅力的で、心が揺れそうになる。それを嘲笑うかのように、リュクは彼女を脅かす、驚くべき最後の切り札を出してきて…。
「君は弟の責任をとって僕と結婚するんだ」王子リュクの有無を言わさぬ命令に、キャリーは言葉を失った。冗談でしょう、リュク。いくら私の弟があなたの許嫁と結婚したからって、私は代わりのお妃になんてならないわ。8年前に受けたひどい仕打ちをまだ忘れていないのだから。キャリーは絶対に従うまいとリュクを睨みつけた。しかし王子は昔以上に魅力的で、心が揺れそうになる。それを嘲笑うかのように、リュクは彼女を脅かす、驚くべき最後の切り札を出してきて…。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
「君は弟の責任をとって僕と結婚するんだ」王子リュクの有無を言わさぬ命令に、キャリーは言葉を失った。冗談でしょう、リュク。いくら私の弟があなたの許嫁と 結婚したからって、私は代わりのお妃になんてならないわ。8年前に受けたひどい仕打ちをまだ忘れていないのだから。キャリーは絶対に従うまいとリュクを睨みつけた。しかし王子は昔以上に魅力的で、心が揺れそうになる。それを嘲笑うかのように、リュクは彼女を脅かす、驚くべき最後の切り札を出してきて…。