彼氏彼女は主人公の二人だけではなく、主人公の周りの人にもあてはまります。前半はそれぞれの彼氏彼女の事情が描かれています。 後半は主人公の二人の事情になっています。 後半はダークでシリアスな話です。 人を愛する気持ちがよく描かれていると思います。 最終的にはすっきりするので面白かったです。
津田雅美先生は「色んな意味で無敵な人」を描くのが上手いな−と思います。主人公たちが最初から最後まで不幸な目に合わない。 ショックを受けるような展開は絶対にないし、悪役が出てきても絶対に読者に嫌われないように考えている。 どうしてもカレカノという絶対的不動の代表作があるので比べてしまうのは仕方ないのですが、これは津田先生の新境地というか、圧倒的振り幅の広さを見せられてるということなんだと思います。要するに津田先生ってめちゃくちゃすごい。 多分新人作家が同じストーリーを編集部に持っていっても通らないと思うんですよね。恋愛要素はあるにはあるけど二の次、いや三の次?かなというくらいですし、情報量がとにかく多い。でも細かい部分は飛ばして読んでも全く問題ない作りになっています。 江戸時代が現代まで続いているという設定で、それだけだと何だそれはという感じなんですが、違和感ないんですよね。やっぱり凄い。 あとこれはあくまでもおまけですが、ちょっと江戸までの世界にカレカノの2人がいたら…というパラレルワールドな短編も載ってます。これは必読でしょう…!
清楚可憐な優等生の宮沢雪野。人当たりもよく彼女を悪く言うものは誰もいません。しかし彼女は究極の見栄っ張り女王。人からの褒め言葉を得るためにガチガチの演技でパーフェクトガールを演じていたのです。 そんな彼女が高校で出会ったのが有馬君。医者の息子でイケメンパーフェクトボーイ。優等生を演じながら彼を密かに憎む日々を続けていた雪野でしたがひょんなことから憎き彼に正体がバレてしまいます。 変わった設定の少女漫画でなんだこりゃ?と読み始めましたがテンポが良くコミカルにストーリーが進むのでぐいぐい読んでしまいます。 始めはただただ楽しいのですが後半からどんどん色々な問題が出てきます。一度読むと辞められない作品です。
やたら周りにおすすめされたので読んでみた。雪野の完璧超人が見栄によるもの…というよくありそうな設定の先駆者だから有名なのかと思っていました。テンポ良く進む話と努力シーンがちゃんと描写されていて思わず雪野を応援したくなる。世代的にはマーマレード・ボーイなのかなぁ。面白かったです。
たぶん、カレカノの次の連載作品だったと思うけど、落差がすごくて大丈夫か…と思った記憶が。結果大丈夫でした。 主人公の七花は地味で平凡な女の子なんだけど、まわりのキャラクターがめちゃめちゃ濃い。 七花の幼馴染には、日仏ハーフの超絶美女(中身は美男子で女子に大モテ)ののばらと、学年一の秀才・蓮華(こちらも美女)。それぞれにまたキャラの濃い兄たち(通称・兄ーズ)がいる。高スペックの濃いキャラがわんさと出てくるところはカレカノぽくていいですね。 七花の恋の相手は、学校で女子に王子ともてはやされている葉月。 七花は葉月のナルシスト気質が受け入れられず、関わりを拒絶したことから恋が始まる…のですが、 一話目が1月の話、二話目が2月の話…といった感じである意味一定のペースで進むことでかなりじっくり恋が育つのですが、それがこの漫画の良さで、月刊連載なので雑誌の発売月と内容が連動していたらしく、読者と同じ時間の流れを漫画の中にも作ったような、画期的(?)な作品です。 葉月の気持ちが七花に向いたことで、王子・葉月を取り戻すために女子たちが七花をどうにかしないと…という流れで、そういう展開か、と思いきや「でもこれっていじめでは…?」といまいち悪者になれずに、尾行してても人気のない道を歩く七花を心配しちゃう女子たちがかわいい。 悪者キャラ殆ど出てこない。安心。
彼氏彼女の事情を通ってないので読み始めました。 コミカルで明るい描き始め! なのにかいてあることは結構重い、家庭事情に踏み込んだりしている。 加えて名言が多い! 人間、一辺倒じゃないということを少女漫画から教わるとは… 人気な理由がわかります。 読みやすいし男性が読んでも楽しめる少女漫画のひとつかと思います。
※ネタバレを含むクチコミです。
彼氏彼女は主人公の二人だけではなく、主人公の周りの人にもあてはまります。前半はそれぞれの彼氏彼女の事情が描かれています。 後半は主人公の二人の事情になっています。 後半はダークでシリアスな話です。 人を愛する気持ちがよく描かれていると思います。 最終的にはすっきりするので面白かったです。