※ネタバレを含むクチコミです。
ジャケ絵は結構良さげだったが、中身は最近多い真っ白でこれといって物語に起伏も無く... 物語は前世でめちゃ強い英雄で、転生した家はスキル至上主義、主人公はすげースキル一杯持ってるけど、あくまでも前世からのスキルだから、現世だと出来損ない扱いされて〜追放されて〜と、良くある追放系の転生物 キャラ絵は結構良くてちょっと期待していたが、特にこれと言って凄く良い所も悪い所もなくと、良い意味でも悪い意味でも普通かなぁ...と
『しかばね少女と描かない画家』を読んで以来、神江ちずさんのオリジナルファンタジー作品に全幅の信頼を置いています。この新作、『聖女メリアと千年王国の騎士』も非常に楽しみにしていました。 表紙・裏表紙を見ていただければ解る通り、まず何と言っても絵が良いですね。試し読んでいただけるのであれば、1ページ目のカラーも美麗で、これから始まる物語に期待を高まらせてくれます。また、本作はカバー裏の絵もデザイン含めファンタジー全開で、大好きです。 物語としては、いわゆるシンデレラストーリー、あるいは貴種流離譚的なタイプです。主人公のメリアは、ある特別な才能を持っているのですが過酷な境遇で生活することを余儀なくされて育ってきました。しかしある日、王室直属の七騎士のひとりであるダグラスと出逢うことで運命の輪は回り出していきます。 苦境を乗り越えて元々持っていた特別な才能を発揮するシーンは王道ですが、カタルシス抜群です。 千年前に受けた王家の呪いを解く物語であることは明言されていますが、それをいかにして成していくのか。1000年前の謎など、散りばめられたピースがどう産められていくのか。メリアとダグラスの関係性の行く末や、個性豊かな七騎士たちが全員出揃うのも楽しみです。
この作品は人々と神様とを繋ぐ「在巫女(ざいみこ)」の見習いとして神社の手伝いをしている女子高生・加賀百々が、彼女に仕える稲荷の神使・香佑焔(こうえん)とともに成長していく姿を描く作品です。 人々が普段意識していないだけで人間と神様との繋がりはとても大切なもので、百々はそんな神々の力の一端を司る巫女として修業を積んでいました。そんな彼女が、周囲で起こる事件を通して徐々に成長していく様子が描かれる作品です。 物語で起こる事件は神の祟りのような雰囲気でホラーテイストの描写も多く見られます。 しかし、作品全体の雰囲気は絵柄も相まって温かく、そしてそんな中で百々の成長がはっきり見て取れるよう描かれるので、思っている以上に物語に入り込んで読める、そんな作品になっています。 1巻まで読了
※ネタバレを含むクチコミです。