心理描写の細かさと繊細な絵柄が他の不良漫画にない 独特な雰囲気を醸し出している。恋愛や友情の描き方が より感情移入できるようになっているなと思った。 無駄な引き延ばしもなく、高校3年間をしっかり描けていた のもポイントが高い。今日俺や湘南爆走族などの 他の不良漫画と読み比べるのもまた一興だ。
小学一年生の清貴ちゃんが殺された。犯人は六年生の裕一。被害者と加害者がどちらも子供だから起きてしまった悲しい事件のお話。母親が外出中で家に入れずトイレに困っていた清貴ちゃんを助けたことで仲良くなるが、裕一の家族が不仲であることをバカにした清貴ちゃんにカッとなり殺してしまう。事実として裕一の家庭環境は荒れていて、両親を恨んですらいた。一番のきっかけは変質者に襲われてボロボロになって帰宅しても誰にも気づいてもらえなかったこと。その出来事は事件の後に被害者と加害者の両方の家族が知ることになり、母親同士が対面するきっかけになった。 物語なのでどうしても綺麗事にしなければならないところはありますが、読み応えはありました。清貴ちゃんの母親が犯人の裕一に宛てて書いた手紙には考えさせられます。2009年にテレビドラマ化されてるのも納得です。
心理描写の細かさと繊細な絵柄が他の不良漫画にない 独特な雰囲気を醸し出している。恋愛や友情の描き方が より感情移入できるようになっているなと思った。 無駄な引き延ばしもなく、高校3年間をしっかり描けていた のもポイントが高い。今日俺や湘南爆走族などの 他の不良漫画と読み比べるのもまた一興だ。