幼い頃に命を救ってくれた製薬会社「ネクサス社」に念願の就職を果たした青年、八浦樹 蒼佑(やつらぎ そうすけ)。ところが配属されたのは、リストラ要員を押し込んだ「人材墓場」と呼ばれる資材部二課だった。課長の薬師寺 美夕(やくしじ みゆ)の自堕落さを目の当たりにし、最悪の部署に来てしまったのではと心配になる蒼佑。初日の研修として、妙な制服に着替えさせられ、説明も無いまま荷物用のエレベーターに乗せられる。エレベーターは本来あるはずのない階層までどんどんと降りていく。扉が開くと、そこには信じられない光景が広がっていた──。