「メスはすべて連れ去り、オスは皆殺し」と豪語する、若々しい獣人・青ショウ(せいしょう)が人間界に降りたち街中は大パニックに。虎年の守護獣・赤虎(あかとら)は、長年の戦いで牙も抜けきった枯れ気味のおじさん。でも牙=武器がなくても年の功(!?)、必殺技『虎の接吻』で年獣に立ち向かう!中二病・青ショウとオジ虎・赤虎、最初で最後の戦いが始まる――上を取るのはどっちだ!?
「次の丑年にはおまえを食おう!」。子牛時代に黒魎(こくりょう)に目をつけられた白モウ(シロ)は、村の人々の期待を背負い、生贄になるべく12年間、肉体トレーニング(肉質の強化)、料理の勉強(自らの最良の調理法を知るため)とおいしい身体づくりに励んできた。とろける味わいの最高級食用牛に成長したシロは、とうとうその身を黒魎に捧げる――さて、黒魎はどんなふうにいただくのか?獣人同士のおいしい関係が今、幕を開ける!