“村上優”は覚えのない腕の痣に気づいたその日、街で出会った猫に導かれるように虎の妖怪である“ジェイ”と出会う。餌としての価値を上げるために、恋人のように優しく接するジェイ。幸せを諦めていた優の心が徐々に満たされ始めて…気づけば優はジェイに逆らうことができなくなっていた。
ジェイとの同棲にも慣れ、復学することになった優。優が大学で出会ったのは、優を初恋の相手だと豪語する男巫女の玉置健であった。妖怪と人間と男巫女─謎の三角関係に発展していく中、なにやらジェイの体に異変が起き…