王室御用達の仕立屋の娘・リリアナは、父の仕事の手伝いで王宮を訪れた際に会った青年に心惹かれる。そしてほどなく、リリアナが王妃に選ばれたという書簡が王宮から届く。彼女が王宮で会ったのは、若き国王アレクサンダーだったのだ。彼はリリアナを優しく迎えてくれたが、大臣たちから半年以内に語学とダンスをマスターしなければ王妃として認められないと言われてしまう。アレクサンダーに愛されながらレッスンに励むリリアナだが……?
キラルリアは名家の姫でありながら巫女となり、神へ祈り、静かに暮らしていた。そんなある日、若き皇帝エスティオスから「お前は神託で妃に選ばれた」と告げられる。「この身は神に捧げたもの」と抵抗するも、「その神の言葉に逆らうのか」のと無理やり妻にされてしまう。しかし、初夜の儀式でエスティオスはキラルリアを強引には抱かず、ひたすら快楽へ溺れさせる。そんな彼の優しさに惹かれていくが…?
【いきなり電子! 特典SS付き!!】ルハイン王国の第三王女・リュミエールは、父王から押しつけられた結婚に反発し、王城から抜け出した。港に停泊中の船へ隠れていたが、いつの間にか出港してしまう。運の悪いことに船は難破し、異国に流されたリュミエールは記憶を失い、オークションにかけられる。恐怖に震える中、会場に乗り込んできた男――奴隷市場の根絶を目指す若き王ラシードに救われる。そして、「そなたを気に入った」と名を与えられ、甘く優しく触れられてしまい…?