最初にオチのページを見てしまったんだけど、それでも普通に怖って思いました。こういう漫画が連載作の間に挟まってるの粋で良い。
ジャンル的には何て言うんだろこれ…後だしギャグ??いい話で本当によかったし、杏子ちゃんは可愛い。優勝。 主人公の焦り顔も大変よい。温かい目やめてやれ…と思いました。けど主人公は凹まないし、周りも優しいし事故死したはずなのになんかずっとハイテンションで明るい。「キャッシュレスなあだ名に迅速に対応してくれたね!」が個人的に1番好きなセリフです。これ続くんかな!?(ラストのコマ……!)
最初のページで主人公が幽霊だと書かれていてびっくりして、上のコマに目がいったら、主人公の首が不可思議な方向に曲がっているように見えて、「うわ、幽霊だ!」とびっくりしてしまった。 その後も「◯◯タイプの幽霊」とあれば、その前にあったシーンを思い出して、「いいのか、君いいのか、大丈夫なのか」と思春期の少年の心を心配したり、よくわからない周囲の積極さにハラハラしたり、その後の展開に笑えたり。 後出しされる情報に合わせて、ガラッと周りの流れも変わってしまうのも、おもしろい。 後出しされる情報は作品の世界では皆が受け入れている常識のようだから、書かれていないけど主人公は「生きていたときのことをすべて覚えていないタイプの幽霊」でもあったってことだよな。 自分でも何を書いているのか、よくわからなくなってきた。 奇想天外なギャグ漫画としてのテンションを維持しつつ、ピュアなラブコメも並行して進んでおり、なにか高度なものを見てしまったようで、混乱する不思議な読切だった。
もしかしたら真面目に描いてるんじゃないか?って予感が少しだけしていて、でも確実にギャグ漫画でめちゃくちゃ面白いけどどの部分でふざけてるかって言われたらずっと真面目かもしれない。狂気は狂気だけどストーリー展開としては美しい作品な気すらしてくる。 でも確実に、絶対にギャグ漫画。面白い。ハァ!?って言いたくなるけどよかったねとも言いたくなる。いい作品。
※ネタバレを含むクチコミです。
きっと怖いんだろう。でもやっぱり怖くないのかも?いややっぱり怖いんだ!だからといって何が怖いのかよくわかんないけど怖い!!みたいな感じでした。間にちょいちょい挟まれるふざけが、後々訪れるであろう恐怖をより強調させそうなのも怖い。
すごく面白かったし、とても完成度のホラー漫画だった。 全体に流れる雰囲気は不気味なのに登場人物たちが妙に楽天的で明るくてユーモアすら感じさせるところにすごく伊藤潤二を感じた。 ここまで伊藤潤二を模倣できるってよっぽど好きなんだろうなあ。
最初にオチのページを見てしまったんだけど、それでも普通に怖って思いました。こういう漫画が連載作の間に挟まってるの粋で良い。