鴨沢祐仁のプロフィール

鴨沢 祐仁(かもさわ ゆうじ、1952年1月7日 - 2008年1月12日頃、本名:鴨澤祐仁)は、日本の漫画家、イラストレーター。岩手県北上市出身。岩手大学教育学部特設美術科中退。
別ペンネームに鴨沢ユージ、鴨沢祐二、カモノハシ悠次郎があり、“祐”の表記がころもへんにみぎのため、鴨沢“裕仁”と誤記されることも多い。一時期「かもざわゆうじ」と称していたこともある。鴨沢佑二という表記も見られるが、本人があえて使っていたのか、誤記なのか不明。雅号としては鴨葱堂も使用している。

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クシー君の発明
洒脱な結晶
クシー君の発明 鴨沢祐仁
(とりあえず)名無し
(とりあえず)名無し
鴨沢祐仁は、漫画史にポツンと光る宵の明星である。 イラストレーターとしての活動のほうが知られているだろうが、本書のような漫画では、カッチリとした、『タンタンの冒険』のエルジェをさらにモダナイズしたような熟練の洒脱なタッチで、稲垣足穂『一千一秒物語』に強い影響を受けたクリスタルなエピソードを描く。 足穂インスパイアな作品は多くあるが、これほどまでに美事な仕事はちょっと思い浮かばない。 読んで満足、棚に飾って嬉しく、オシャレなプレゼントとしても最適! いや、ホント、こんな漫画家は他にいない。 劇画やヘタウマというムーブメントが激しい意識の変容をもたらした時代に、その潮流に与せず我が道を進んだ「西洋アンティーク版“林静一”」とも呼び得る存在として、真にユニークな才能である。 だが、林静一のイラストレーションが手に負えないほどの危険なエロスを秘蔵しているのと同様、鴨沢祐仁も、実はかなりエロスな人なのだ。 稲垣足穂は『少年愛の美学』『A感覚とV感覚』の「大変な変態」(雑な回文)な人でもあるので、その影響下にある鴨沢も、初期には、かなりネットリと耽美的なタッチだったりもしていることが、本書では分かる(…と思う。自分は青林堂版で持っていて、このPARCO出版の復刻版を電子化したと思しいeBookJapan Plus版を読んでいないのだが)。 後の作風ではそれを漂白してしまっているが、どちらも自分はとても好きなのです。
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