戦地で友人を亡くした直義。遺品を届ける旅の途中で不思議な少女・菫と出会うが…。出会いと別れ、想い駆け巡るヒューマンドラマ。
【第367回(12月期)スピリッツ賞 TOP賞】
「失ってからでは何もかもが遅すぎる」――2018年、ブロードウェイのとある舞台の上演前のロビーでそう語ったひとりの小説家。1959年、ミシガン州のはずれの町からはじまった、ささやかで壮大な純愛物語が幕を上げる!