その全寮制の執事養成学校では、薬物が蔓延し人身売買が行われているという。新人警察官の悠の任務は、潜入している捜査員に渡す解毒薬を学校へ持ち込むという、簡単なものだった。しかし悠は学校から脱出できず、執事候補生として薬を打たれてしまう。候補生達に屈辱的な仕打ちをしては愉しむ主人達。反発した悠は学長に躾けと称して嬲られ、恍惚の中で専属を誓わされて……。
意識を失い、目覚めると従兄弟の真先に監禁されていた大学生の翼。キャリア警察官である彼の所業に呆然としたまま愛撫され、愛を告白された。「こうするしかなかった」と拘束され、淫らな行為に慣らされて溺れていく。けれど──眠りにつく度に見失う時間、愛を告白したにもかかわらず答えを求めない真先の真意。この異常な状況に、ついに翼は真先の正気を疑い始めて……?