お話そのものはファンタジーなのに、語り口がエッセイみたいで面白い。民話みたいなお伽話みたいな、あたたかさと優しさに満ちている。 うだつの上がらない先輩が売る万年筆、1匹の狸、人気シンガーソングライター。関係のなさそうな者たちが偶然につながって、ささやかだけど大きな奇跡が起きる。 淡々としているけれどあたたかくて、本当にこんなことがあったんだろうなと少し信じてしまいたくなる作品。
この作家さんの色んな話が読みたい。 日常とお伽噺を包み込むこの世界観が好きだ。
お話そのものはファンタジーなのに、語り口がエッセイみたいで面白い。民話みたいなお伽話みたいな、あたたかさと優しさに満ちている。 うだつの上がらない先輩が売る万年筆、1匹の狸、人気シンガーソングライター。関係のなさそうな者たちが偶然につながって、ささやかだけど大きな奇跡が起きる。 淡々としているけれどあたたかくて、本当にこんなことがあったんだろうなと少し信じてしまいたくなる作品。