世間知らずの梅小路さんは、人生の喜怒哀楽をまだまだ知らない14歳。けれど、大ファンの漫画家・印子先生、転校生でライバルの小雀さん、主従の誓いを交わした愛犬ジョン――さまざまな出会いの中で、ちいさい梅小路さんは少しずつ大人になっていく。『鹿娘清美婚姻譚』、『ぶすぶす』に続く、緒方波子の単行本は、ひとりの乙女の七転八倒成長譚!◎「梅小路さんシリーズ」の他、人気のあった脇役・漫画家の印子先生にスポットを当てた短編も併せて収録。
恋愛経験が乏しい31歳独身漫画家である作者【波ちゃん】に彼氏ができた! 波ちゃんは、交際から同棲、結婚までの険しい道のりを歩き出す。しかしそこに立ちはだかるのは、財布別々問題、風呂の抜け毛問題、夜の歯ぎしり問題、冷蔵庫領土問題、ゴミ捨てどっちがする問題(?)といった大小様々な困難。果たして波ちゃんは、彼氏と共に幸せを手にする事ができるのか――。大きな共感を呼んだ前作『モテ考』から1年、緒方波子が帰ってきた! 今回のテーマは「愛」。人は趣味が合うだけで夫婦になれるのか? 愛し、愛されるとは一体どういう事なのか? 独特の視点からラブを解き明かす爆笑恋愛考察エッセイ。
理想の男性は荒俣宏――そんな30歳女性漫画家である作者が「ひとりが気楽」とうそぶく人生にピリオドを打ち、彼氏を作るために動き出す! 野球観戦では明るいノリについていけず。理想の男性(荒俣度の高い人)を探そうとしては歴史民俗博物館をさまよう。執事喫茶ではチヤホヤされてうろたえる。メイク教室で、婚活パーティーで、文芸サークルで、果ては断食道場で! 作者は何を考え、何を見つけたのか。モテることの真理が綴られた奇跡の書。爆笑そして共感の嵐を巻き起こした漫画誌ハルタ初のコミックエッセイが、ついに単行本化。ひとり身の気楽さを謳歌していた作者は、いったいどうやって恋人に巡り会えたのか? 恋愛偏差値ゼロ、いやもはやマイナスである作者【波ちゃん】の、斜め方向ながら大まじめな試行錯誤の日々を克明に記録した1冊。恋人がいる人も、いない人も、ほしい人も、ほしくない人も――「モテる」ってどういうことなのか、きっと分かる!
これこそ真の女子高生!? 十代女子の実態を赤裸々に描き、連載時から物議を醸した問題作が遂に単行本化!竜宮女子高等学校の生徒会に所属するのは、短気、腹黒、コミュ障、性悪、オタクなど、厄介者揃い。ひと癖もふた癖もある彼女たちの恋愛や友情、そして学園生活とは? 読んだら最後、二度と忘れられない禁断の味わいーーハルタの秘蔵作家・緒方波子が放つ“女子力欠落女子”コメディーを、さあ、ご賞味あれ!
奈良に暮らす一千頭あまりの鹿、その世話をしているのは鹿の会の人間たち。しかし近年の財政難で、鹿の世話どころか会の存続も危うい毎日。窮状を見かねた鹿娘・清美は、大胆にも金持ちの人間との結婚を決意する。お相手は老舗和菓子屋の三男坊・善彦。幾多の困難にぶつかりながら、清美は愛を知っていくーーそう、これは、世にも珍しい“鹿の嫁入り物語”。ハルタの隠し球作家・緒方波子の初連載作がめでたく単行本化! 奈良と鹿についてのコラム【小鹿通信】ほか、異色のグルメ漫画【魔女の台所】シリーズ2本も同時収録。