身勝手な大人から虐待をうけて苦しんでいる子どもたちを見過ごせないーー!! 児童虐待を疑われていた草加家の母親が亡くなった。葬儀を依頼された黒渕は、遺された娘たちが家庭内の重大な問題を隠しているのではないかと疑う。秘密を抱えた遺族の前に、亡くなったはずの母親の幽霊が現われ、真実を語りだす…!! 表題作『死者は棺で眠らない』ほか、傷ついた子どもたちに救いの手を差しのべる、傑作感動ミステリー全3作品を収録!!(『死者は棺で眠らない』は『女たちの事件簿』Vol.31に、『きみは迷子』は『女たちの事件簿』Vol.14に収録された同タイトルと同内容になります)
突然、赤の他人の遺産相続人になっていると告げられ、相続トラブルに巻き込まれてしまったら…? 老人ホームで働く恵麻の元に届いた弁護士からの報せ。ホームの利用者だった老人が亡くなり、相続人のひとりに、なぜか恵麻の名前があげられているという。認知症が進んでいた故人は、遺言状を何通も残しており、どれが有効かも判断がつかない…。わけがわからないまま、遺族との遺産相続争いは泥沼化してしまい…!?(本作品は『ibara 残酷な女のミステリー6~遺言ミステリー~』に収録されている『遺言は眠る~相続トラブルに巻き込まれた私~』と同内容になります)