本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
この作品のお気に入り度は?
星をタップしてお気に入り度を入力しましょう
メモ(非公開)
完了する
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
この作品のお気に入り度は?
星をタップしてお気に入り度を入力しましょう
メモ(非公開)
完了する
ふたりきり晩酌

安売りキャベツ一玉と晩酌と

ふたりきり晩酌 紺屋一
ゆゆゆ
ゆゆゆ

ある日ある時ある街に住む、年配と言われる年頃だろうか、あるご夫婦をカメラで追っているかのような読切漫画。 こういう日々が我が身に訪れるのが待ち遠しいと同時に、少し不安になる。 冒頭、安売りのキャベツを前に、どうやって食べきるか二人で思案する。 一玉買ってアレヤコレヤすれば、問題ないような気もするけど、買って新鮮なうちに食べきりたい派なんだろうかと悩んでしまった。 いや、そこがメインじゃないと気付くのは少し先。 ちょっとしたセリフにいろいろな事柄が詰まっている。 慣れ親しんだ人との会話はそういうものなんだろう。 読んでいるこちらはフルスロットルで、理解するために必要なピースを回収する。 読切は読切ゆえに、情報が詰まっている。 忙しいし、読み直して最初と異なる読後が得られるのがとても心地よい。 『ふたりきり晩酌』とタイトルにあるとおり、ある日ある時あるご夫婦が晩酌をするまでのお話なのだけど。 この漫画で描かれているのは、長い人生を考えれば何気ない日常のひとコマでしかないのかもしれないのだけど。 その「ある日ある時」の選び方が素敵だなと思った。

情報の提供お待ちしてます!
掲載している内容の誤りや、この著者に関するおすすめの記事、公式情報のリンクなどはこちらからお送りください。みなさまのご協力をお願い申し上げます。