季節は如何にして巡るか――「春夏秋冬は四季の代行者が巡らせる」。神より力を賜った現人神「四季の代行者」が季節を世に授け、「暁の射手と黄昏の射手」が空に矢を放つことで朝と夜が齎される。彼らは日々、傷つけられ命すら脅かされる過酷な環境の中で戦い、季節を巡らせている。これはそんな「代行者」たちと、彼らに寄り添う「護衛官」たちのひとときを綴る四季折々の物語集。『春夏秋冬代行者』本編では描かれていなかった代行者と彼らの護衛官たちによる、サイドストーリーを美麗にコミカライズ化。激動の事件の裏側で繰り広げられた彼らの交流が明らかに――!巻末には暁佳奈書き下ろし掌編「恋に師匠なし」を収録!
大人気ライトノベル『春夏秋冬代行者 春の舞』待望のコミカライズ!世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。春を司る代行者・花葉雛菊は護衛官・姫鷹さくらとともに、十年ぶりの春の顕現を果たすため、『大和』の地を巡り始めるが…?季節を世に顕現する役割を持つ現人神達とその護衛官達の切なくも美しい『春を巡る』物語、此処に開幕。