「嫁に来て欲しい」傾きかけた名家・西園寺家の令嬢、桜子。家の援助と引き換えに京極家の跡取りと政略結婚することに。だけど、その結婚相手は冷酷と恐れられる軍人様だった!?粗相をした使用人を折檻している、なんて怖い話を聞くものの、あくまで噂話だし、もしかしたら良い人かもしれない。そう自分に言い聞かせて顔合わせに臨んだら、噂通りの冷淡でそっけない態度で会話も碌に続かない。断れる訳がないけど、こんな人と結婚なんて絶対無理!そう思うのに、冷たい態度とは裏腹に、やけに熱い眼差しで見つめられ求婚されたら何故かドキドキが止まらなくて。思わず頷いてしまったけど…この先、わたし一体どうなっちゃうの―!?