大学生の松岡壱月は、従妹の結婚式でガラス作家の須嵜耀と奇跡の再会を果たす。壱月にとって須嵜はファーストキスの相手。しかも壱月は、このキスで自分の性癖に気付いたのだ。一夜を共にしたものの、翌朝には須嵜は消えてしまっていた。彼との出会いに運命的なものを感じた壱月は、なんとか彼に近づこうとする。だが須嵜はやんわりと拒絶してばかり。焦れた壱月の前に現れたのは……!?
保科律は高校2年。小さい頃から虚弱体質だったので人見知りが激しく、将来の夢も描けなかった。学校の進路調査をきっかけに、律は叔父のレストランでアルバイトを始めることにした。常連客の穂積という青年と仲良くなり、律は少しずつ変わりだす。そんなある日、律は街中で発作を起こしてしまった。「大丈夫だから……」耳に響く柔らかな声に力付けられる律。はたして律を助けてくれたのは……!?