気づくと暗闇にいた。圧倒的に天井が低く、起き上がることができない。しかし、生きていく上で最低限のことは可能だった。幾日か経ち、男は“何か”の存在に気づく…。
学生の村岡響煇は音楽を聴くことで苦悩を忘れることができた。ある日、いじめられっ子の音川いづみとピアノをきっかけに仲良くなり、恋をした。ところが彼女は突然の死を迎えてしまう…。彼女を虐めていたものが続々と死に始め、クラス中に復讐の音が響き渡る。そして、村岡は呪いを解くために提案する「合唱をしよう」――この呪いの真相は、終曲の夕闇にて明かされる――。
うだつの上がらない男はある日、謎のシーソーを見つける。それは、運命の人との幸福度が反比例してしまうというものだった。人生で初めてファンになったアイドルと幸福度が反比例してしまい…!?