子どもの頃は泣き虫で守られてばっかりだった男の子が、成長して逞しくなって女の子を守れるようになってめでたしめでたし……だけが正解じゃないんですよね。 守る守られる強い弱い男女みたいに白黒つけなきゃいけないことなんかないし、手を繋いで支え合って対等に愛を語るのが美しいじゃないですか! そうわかってはいるけれど、好きな人より強くありたいとか弱いままでいたくないという気持ちもわかります。やっぱりいいところだけ見ていてほしいし頼られたいもの。 この感情を「わかるわかる」だけで片付けず、それは愛なの?ただのプライドじゃない?と問いかけてくるのが素晴らしい。 健やかなるときも病めるときも……の言葉の意味を身をもって理解した2人が美しいです。 単純に大きい女の子が好きな人にもおすすめ。
※ネタバレを含むクチコミです。
湯切優先生の新作「愛と苺」がとてもよかったので過去作も…と読んでみたのですが本当に面白い!60ページ弱あって結構ボリュームある感じするんだけど「長いなぁ退屈だなぁ」なんて思うどころか体感一瞬というか、全ページ良くて「もう終わり!?もっと読みたい!」ってなりました。そのくらい良い! コンビ対コンビの漫才対決を対漫(タイマン)って表すの天才だし、それに不良キャラを絡めていくのもまた天才。主人公である狸塚と鼠尾の掛け合いのテンポが心地よいし、二人してバカなのも最高。ライバルの存在や狸塚たちの過去、そしてアツい友情、勝利。タイマンという言葉の回収、序盤のやり取りの回収と、最後まで本当にアツい漫画でした。 みんな読んでほし~~!!
名前に合わせたキャラづくりして周りからだけでなく自分も好きになれるような生き方してるベリィちゃんかっけ~!田中ちゃんと仲良くなっていくのもかわよ~!と思ってたらああ~~~~…とにかく読んで欲しいのであんまり内容言いたくないんですが…。 妙子ちゃんが「自分の名前大好きな人とかそんなおらんから!」って言ってたの見て「ほんまや~!確かに!!」ってすごい説得力があって感銘を受けました。子どもの頃は割と親への反抗心やらなんやらでそういう人多かったんじゃないかな…。どんな人でも実際のところはわからないよなあ…。 そんなもんだよね!って流すわけではないけど、名前とか固定観念とかこうあるべきみたいな、そういうのみんなが気にせずに自分の好きなように生きられたらいいなあと思いました。 絵もめちゃくちゃ可愛いし話も起承転結といった構成が本当に素晴らしくて最高過ぎて…最後はもう二人が愛おしすぎて泣けるので超絶おすすめです。 湯切優先生の作品もっと読みたいです!
親がつけた名前を子が気に入るかは、子供の趣向と時代の流れによる。 普通の名前に見えても、なんらかの不満があるものだと指摘されているのに好感を抱いた。 いやでもしかし、作中に登場したキラキラネームが予想外にキラキラネーム。 輝きすぎて、まぶしい。 特徴的な名前だと、名前に合わせて生きなければ、周囲に違和感を与え、それでまた生きづらくなるって、嫌なスパイラルまで登場。 今は役所の人が一応止めるという話を聞いたけど、実際はどうなんでしょうね。 シワシワネームが標準の昭和後期生まれには、今の人気名付けランキングすらキラキラに見えてしまうんだけども。
子どもの頃は泣き虫で守られてばっかりだった男の子が、成長して逞しくなって女の子を守れるようになってめでたしめでたし……だけが正解じゃないんですよね。 守る守られる強い弱い男女みたいに白黒つけなきゃいけないことなんかないし、手を繋いで支え合って対等に愛を語るのが美しいじゃないですか! そうわかってはいるけれど、好きな人より強くありたいとか弱いままでいたくないという気持ちもわかります。やっぱりいいところだけ見ていてほしいし頼られたいもの。 この感情を「わかるわかる」だけで片付けず、それは愛なの?ただのプライドじゃない?と問いかけてくるのが素晴らしい。 健やかなるときも病めるときも……の言葉の意味を身をもって理解した2人が美しいです。 単純に大きい女の子が好きな人にもおすすめ。