この作品は女子高生のさつきと“火星人”の少女・メイの2人組が荒廃した日本を巡っていくという物語です。 1巻で2人が巡るのは歌舞伎町や渋谷の109、池袋の水族館など東京の中心となる場所ばかりですが、その場所も人が全くおらず、完全に廃墟と化しています。 それでも2人はかつてその場所がにぎわっていた様子に思いを巡らせ、全力で“観光”を楽しんでいます。 また、2人の髪や瞳、風景などの注目するポイントはカラーで描かれていて、その色使いからも明るい印象を受ける作品です。 日本が荒廃してしまった理由や“火星人”であるメイの秘密など謎はたくさんある作品ですが、2人のほのぼのとした旅路に未来への希望が感じられる。素敵な世界観の作品です。 1巻まで読了
魔女同士が親密になると魔力が向上する→じゃあふたりで同居したらいいじゃんそういう仕組みを作ればいいじゃん名前は「魔女ノ結婚」で!という「あ、これ天才の方が考えましたよね?」と言わざるを得ない設定が魅力の本作。 クールでデキ女のメリッサと頑張り屋の見習いターニャのふたりの魔女が「結婚」して日夜絆を育むようすに頬がゆるみっぱなしです。 ふたりのようすがいかに微笑ましいかは読んでいただければ“瞬”でわかると思うので今回は個人的に一番好きだった魔女の試練を司るドラゴンの話をしたいと思います。 魔女ふたりに互いの秘密を告白させてそれでも相手のことが好きかどうかを試すという試練。を司ってるドラゴンなんですけど、魔女ふたりが秘密をもじもじ打ち明けあうようすを拝むのが趣味ってマジでいいご身分のドラゴンじゃないですか? このドラゴン、披露する秘密の規模が小さいと「真実の絆炎(イグニス)の前でそんな子供だましが通用するとでも?」つってそれっぽく圧をかけてくるんですけど内実は「そういうんじゃないんだよな〜。もうちょいキュンな感じのエピソードあるでしょ?もっとちょうだいよ!」ってことじゃん!バラエティ番組のディレクターか!?っていうかどんだけ威厳がある感じを出してもお前は所詮もじもじする女と女を見たいだけのトカゲやろがい!!!!! ハァ…ハァ…すみません、熱くなりました。でも私という存在も突き詰めればこのドラゴンと同じようなものなのかもしれませんね…ただ尊い百合が見たいだけの……『魔女ノ結婚』を読めばあなたもきっと百合スキードラゴン(勝手にそのように名付けた)になってしまうはずです。みんなもドラゴンになっちゃおうよ。
この作品は女子高生のさつきと“火星人”の少女・メイの2人組が荒廃した日本を巡っていくという物語です。 1巻で2人が巡るのは歌舞伎町や渋谷の109、池袋の水族館など東京の中心となる場所ばかりですが、その場所も人が全くおらず、完全に廃墟と化しています。 それでも2人はかつてその場所がにぎわっていた様子に思いを巡らせ、全力で“観光”を楽しんでいます。 また、2人の髪や瞳、風景などの注目するポイントはカラーで描かれていて、その色使いからも明るい印象を受ける作品です。 日本が荒廃してしまった理由や“火星人”であるメイの秘密など謎はたくさんある作品ですが、2人のほのぼのとした旅路に未来への希望が感じられる。素敵な世界観の作品です。 1巻まで読了