歌舞伎町で代理家を生業にする望月流は、麻薬がらみの事件に巻き込まれ、命の危機が迫る中、警視庁捜査一課の神田氷月に保護される。さらに、マトリから麻薬横流しの嫌疑をかけられた流は、その疑いを晴らすため、神田と行動を共にし、捜査協力することに。しかし、自分を捨て駒のように扱う神田の態度に、流は不信感を募らせていく。それでも、事件を通してどうにか信頼関係を築こうとする二人だが、実は流には誰にも告げていない、ある重大な『秘密』があり――? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
オブジェ製作を手がける奏人は、亡き父が遺した家で、大学生の甥である智基と二人で暮らしている。同居のきっかけは智基の両親が他界したことで、それから七年、無口ながらも優しい智基に世話をやかれながら平穏で幸せな毎日を送っていた。そんなある日、智基が自分に特別な想いを寄せていることを知る。一度は智基の真剣な気持ちを受け入れた奏人だが、どうしても親愛以上の気持ちを向けることができずにいて――? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。