ハルク領の公女スフィーダは、たびたび他国からの侵略に怯えるけして裕福とは言えない領地で育つ。そんなスフィーダは、国一番の貿易で栄えるマーダー領主ハークスレイに見初められて婚姻を交わした。「スフィーダさまはきっとこの領地を良くしてくださる」と領民からの期待を胸に、スフィーダは花嫁としての生活へと歩みを進めた。しかしそんな期待を胸に抱きながらも、その生活は理想とはかけ離れていた。「だまって私の思うままにされていろ」強引なハークスレイに、スフィーダは困惑する。そんなとき、故郷で異変が起こり、二人は争いの渦中へと引き込まれていく。お転婆姫と強引伯爵が数奇な運命の中で愛を紡ぐ物語。スフィーダが大人に変わり、ハークスレイは愛を知っていく。魂と魂が激しく交わり、二人は命を削りながらも深く愛し合っていく。
「産まれる前からお前を求めていたのだ……、きっと」国家の命運を背負ったふたりの壮大な愛の行方を描く、中華風ラブロマンス。■龍が君主を選ぶ翠の国。近年選ばれた王は即位したものの、行方知れずになってしまい国は荒れ果ててしまっ た。海淵と言う里の娘・玲蓬蘭は、生まれつき異性に触れることもできないほど奥手だが、そんな蓬蘭に里長である父は強引に縁談を勧めてしまう。強引な見合い相手の誘いを拒む蓬蘭だが、縁談を無下にしてしまったせいで尊い命が失われてしまう――。国の惨状を憂い、蓬蘭は旅立つ。道中に襲 われそうになるも、楼葉鞘という武人に助けられる蓬蘭。楼は、龍を救い出すため旅に出ているという。蓬蘭は彼に同行したいと頼み込むが、覚悟を示すために自らの体を差し出すように要求されて……。男の手によって無垢な肢体に触れられ、みだらで甘美な責めに蓬蘭は女の悦びを知り、快楽を教え込まれる……。
柊京香には坂崎浩也と言う婚約者がいた。特別深く愛し合っているわけでもなく、世間体を気にして婚姻することになった相手同士。婚姻を進める最中、学生時代に京香が恋心を寄せていた家庭教師の成神秀俊が現れる。京香は彼が忘れられないため、浩也と付き合うまで男を知らなかった、秀俊は仕事先の会社社長になっていて、京香を奪おうと強引に身体を求める。かつての恋心を思い出して、それを許してしまう京香……。しかし繰り返しの情事は婚約者の嫉妬を産み、事件にまで発展していく。婚約者と簒奪者、狂気を孕んだ愛憎劇の結末は……!?
「お前に俺の相手が務まるのか? 他の者ならいざ知らず、俺はそういうのは不自由していないがな」「安い娼婦ばかりお相手してきたのでは? こちらの宮は王族もお相手するのよ」異世界の朝廷の蜜宮には、仕える男子に女を教える蜜姫たちがいた。そこに召し上げられた元遊女の慶。若き将軍・楊春雷は、蜜宮の手順を無視し、彼女を抱いてしまう。異性に慣れたはずの二人の身体の互いに引きあい、何度も何度も獣のように抱き合ってしまう。掟を破った二人の運命を描く幻想譚!!
「どうしてこうなってしまったの?」英真の指が、梓の膨れた蕾を蹂躙しようとしている。財閥令嬢として生まれ、何不自由なく百合川梓は大人になった。梓は共に暮らしていた義兄、拓斗に幼い恋心をそのままに婚姻を求め、処女を捧げた。しかしそこに幼い頃たった一度、パーティーで出会ったことのある西条英真が、百合川を脅かすほどの地位を得て現れた。「大きくなったら奪いに来てもいいか?」その一言だけを頼りに大人へと成長した英真は、歪んだ愛で梓に迫っていく。監禁され日夜凌辱され続けた梓が、その果てに知った事とは……!?
「それなりには……、良いものに出来るとは思うが、嫌なら叫べ……」「叫んだら……どうなるの?」菊理はある日突然、龍の手により王の后となるべく異界へと連れられる。そこには仙が住まい、神が統治する大地があった。煌びやかな王宮で菊理は、運命の相手である王に初めて肌を許す事になる。王に抱かれる度にその広い心に愛を覚える菊理。しかし寵愛の最中に神が王后と認める天啓が下らなければ、菊理は命を落とす運命にあった。限られた日数の中、2人はまさに命がけで愛を交わし続けるが……。神仙の地の異世界浪漫、ここに誕生!!
“いつだって、誰だって、誰かに激しく求められたいと願っている”。天才システムエンジニア、紅林蒼真。広告代理店で働く春日絵里加は、営業先の会社の御曹司である彼に見初められた。デスクでいきなり絵里加にキスし服を脱がす。彼女も欲情し、二人は互いが気付いていなかった性に対する欲の深さに驚く。回数を重ねるたびにさらに求めてしまう相性のいい二人。互いを確かめ合いながら、肉欲が愛に変わるころ、2人を引き裂く問題が起きてしまう。知性と肉欲が同居し、病的に執着する関係。求め合い惹かれあう身体の果てにあるものは……?
「部屋は……、取ってある。行こうか」大手ジュエリー会社社長、久礼野シンが平凡なOL佐藤香織を強引に口説く。彼の美しさに惹かれて恋に落ちる香織。高級ホテルの豪華な部屋で高級ブランドの指輪を渡され、彼女は経験した事のない愛撫に蜜に溢れて溺れまくる。打ち合わせと称して呼び出される度に、豪華な食事やワイン、そして包みこむようなセックスが持っていた。シンに抱かれるたびに新しい悦びを知る香織だが、いつしかその情事は会社の知るところとなる。周囲からの嫉妬に全てを刈り取られていくシンと香織。二人の恋愛の行く末は!?
日本最大手のブライダル経営グループの総帥東条神楽に見初められた女子大生皆川恵理子。彼女は平凡な大学生活の最中、突然東条の屋敷に連れさられ強引に住まわされる事になる。連絡をとってもいつのまにか家族をも説得され屋敷に軟禁された彼女は、しつけと言う名目で下僕の青年に性技を仕込まれる。初めて知る快楽の渦に引き込まれ、それを東条に試すうちに次第に彼に惹かれていく恵理子。大富豪の寵愛を受けその性癖に翻弄される女性が、性の喜びとともに女性の性を目覚めさせていく日々の、甘く棘のある淫らな愛の世界を描く物語!!
自信家傲慢CEO × ツンデレクール女子。「これからは俺が、おまえを愛してやるよ……」強気で勝気、じつは初心なデートガールと、高飛車冷徹CEOの恋愛攻防!男なんか頼りにできない、頼りにしない!強気で勝気な性格の本庄理沙は、上司からのセクハラが原因で退職。男性に、そして社会の仕組みへの不信感がつのり、女性の『性』をいいように扱う男たちへの復讐の意味も込めて、デートガールの仕事をはじめた。体は売らない、楽しい時間を提供するだけ。そうすることで、理沙は男に復讐をする。そんな理沙が固定客から依頼されたコンパニオンの仕事で出会ったのが自信家で傲慢な男・逢瀬葎だった。「悪い男につかまる前にやめておけ」“男を手玉に取ってお金だけを巻き上げ、身体は与えないデートガール”としてのプライドを理沙はこなごなにされて……。初心な理沙を逢瀬の愛撫がかき乱していく……。