落語家の高尾は、同期でライバルの八重蔵が大トリを務めると知りショックを受ける。いつの間にか追い越されたことに傷つき、噺家をやめようと考えた高尾。そんな高尾に八重蔵がかけた言葉は…? ※本電子書籍は『mimosa vol.48』収録の「お前にとんとくる 第一話」と同じ内容です。
若手落語家として活躍する今昔亭えん児には、風太郎という若い男性ファンがいる。高校生の時から寄席に通い、二十歳を過ぎて社会人して働く今も時間があればえん児の落語を聞きにくる風太郎。長年応援してくれている少しだけ親しいファンだと思っているが、彼の成長にえん児の気持ちはなぜか落ち着かなくて── ※本電子書籍は『mimosa vol.21』収録の「恋になるといけねぇ 第一話」と同じ内容です。
大学生の瑛兎は、女子に告白をされても好きではない子とは付き合えないと断ってきた。ある日男の後輩・崇に告白される、「好き」がどういう気持ちが分からないと正直に伝えた瑛兎。崇は自分の過去の恋愛について話し、「好き」の感情がどういうものかを伝える。その表情に、今までにない感覚が生まれた瑛兎は、少しずつ崇と一緒に過ごすようになる。健気な崇と一緒に過ごすことができるのが楽しいと感じる瑛兎には、今までにない感情が芽生えていくが… ※本電子書籍は『mimosa vol.14』収録の「ふたりははじめて 前編」と同じ内容です。