卓球の有望選手だった花井さんは、中学時代ずっと勝てなかった相手を気に病んで、卓球を辞めてしまう。高校では違うことをするつもりだったのに、入学初日にその因縁の相手、星野さんと出会ってしまう。星野さんもまた、卓球を辞めていた。 ★★★ ムッツリ何を考えているか分からない星野さんに、強く突っかかる花井さん、そこに星野さんの幼馴染を挟む物語。基本花井さんと星野さんがアホなので、何処かおかしな展開とエキセントリックな雰囲気になる。 それでも花井さんの劣等感、表現下手な星野さんのもどかしさにジリジリする。 さらに初めての感情に戸惑う花井さんと、恋愛上手に見えて心が御せない星野さんの幼馴染が衝突する、幾つかのシーンが胸にくる。 長年抱えたライバルへの想いと、そこから始まる激しい感情が、とにかくエモいとしか言えない。ようやく最後、二人が卓球台を挟んで対峙するシーンを、見逃すな! (卓球漫画としての専門性はあまりないので、そこには期待しないで、ケンカ百合の極地を目撃せよ!)
鈴菌カリオ先生の傑作河童コメディ。 河童であることを隠して、尻子玉を食べずに人間になることを願っている阿童ぐりまは、不幸にも最強に美味しそうな尻子玉を持つ女子・尻井コダマに愛されてしまう。 いつでもどこにでも現れて、何度拒絶されても諦めないコダマに影響され、阿童くんは人の愛とは何かを知ってゆく。 あらゆる手を尽くして阿童くんを笑顔にさせようとしてくるコダマ、あらゆる手を尽くして阿童くんに尻子玉を食べさせようとしてくる姉・るりだ、尻子玉を食べないことで命を危険に晒しながらも人間に近づこうとする阿童くん。3人の運命は、コダマの尻子玉によってびっくり予想外の結末を迎えます。 阿童くんの河童姿は人間の姿よりも好きなのでもっと沢山出てきて欲しかった。
あこがれの七海先輩に告白したところ、まさかのOKをもらえたと思いきや、先輩の元カノ・怜へ見せつけるために当て馬として彼女にしてもらった主人公のしおりん。 怜は七海としおりんを見て嫉妬と絶望、これ以上ないNTR感を味わうが、これぞ自分が求めていた究極の愛だと気づき、二人にはカップルのままでいて欲しいと告げる。 そこから、何をしてでも怜に振り向いて欲しい七海、当て馬として七海に無償の愛をぶつけるしおりん、いきなり「おっぱいバトル」という破廉恥な大会を開催する怜との、登場人物全員おかしい前代未聞の三角関係が勃発したのであった。 久しぶりに鈴菌カリオ氏の新作を読めるだけで喜びだが、ハイテンションながら少女たちそれぞれの恋模様をしっかり描いている。百合とか関係なく、普通に笑えるマンガを探している人にもオススメ。 キャッキャウフフ的な百合とは少し(だいぶ?)違うけれど、ヒットして欲しい。
卓球の有望選手だった花井さんは、中学時代ずっと勝てなかった相手を気に病んで、卓球を辞めてしまう。高校では違うことをするつもりだったのに、入学初日にその因縁の相手、星野さんと出会ってしまう。星野さんもまた、卓球を辞めていた。 ★★★ ムッツリ何を考えているか分からない星野さんに、強く突っかかる花井さん、そこに星野さんの幼馴染を挟む物語。基本花井さんと星野さんがアホなので、何処かおかしな展開とエキセントリックな雰囲気になる。 それでも花井さんの劣等感、表現下手な星野さんのもどかしさにジリジリする。 さらに初めての感情に戸惑う花井さんと、恋愛上手に見えて心が御せない星野さんの幼馴染が衝突する、幾つかのシーンが胸にくる。 長年抱えたライバルへの想いと、そこから始まる激しい感情が、とにかくエモいとしか言えない。ようやく最後、二人が卓球台を挟んで対峙するシーンを、見逃すな! (卓球漫画としての専門性はあまりないので、そこには期待しないで、ケンカ百合の極地を目撃せよ!)