近藤誠一郎は毎日仕事に追われる三十路目前のサラリーマン。聖女召喚計画に巻き込まれ、異世界のロマーニ王国に転移してからも自らの“癖(へき)”から仕事を求め働き続けていた。それが“氷の貴公子”と呼ばれる騎士団長アレシュと急接近するきっかけに――。巻末には描き下ろし番外編「社畜の未来はアレシュ次第」を収録!!
ある日、聖女召喚に巻き込まれて異世界転移してしまった近藤誠一郎、二十九歳。経理課課長補佐として昼夜問わず働き続けて社畜根性の染みついた誠一郎は、異世界でも「仕事」を要求。しかし、与えられたのは「とんでも予算申請書」に判を押すだけの簡単なお仕事。『横流し課』と呼ばれる王宮経理課のヌルい仕事に誠一郎は大激怒! 経理課の立て直しに乗り出した! そんな日々で誠一郎が手に入れたのは『疲れが吹っ飛ぶ栄養剤』。胃が痛まない! 片頭痛がしない! 首肩腰が痺れない! もっともっと働ける!! 異世界すごいと感激した誠一郎だったが、異世界の栄養剤はとんだ副作用をもたらし命の危機に! 魔力ゼロの誠一郎が助かるためには「魔力のある人」に『挿入してもらう』必要があり……。「助かるなら」とあっさりと状況を受け入れた誠一郎は、眉目秀麗で寡黙な美丈夫・第三騎士団長アレシュ(♂)に身をゆだねるのだが――。意思疎通皆無、捧腹絶倒社畜BL。
※ネタバレを含むクチコミです。
聖女召喚に一緒に連れてこられてしまった、ブラック企業で社畜生活まっしぐらだったコンドウセイイチロウ。 何の用もなく召喚されてしまったから、存在意義が見つけられないと前職を生かして経理部へ自ら働きに行く。 ただの転生ものと思ったら、さわやかBL絡みだった笑 団長とコンドウの関係性は好き。 二人が意地張り合ってるけど、お互いを知っていくことで距離が縮まって・・・ しかしこの聖女さま嫌だなぁ、他人に好かれていないこと悟れないとか無知は罪だ。
異世界もの出し尽くしたように見えて全然なので少しでも面白そうなもの見つけたら読んでしまいます。 異世界×社畜×BL! なるほど…面白かったです! というか途中まで「日本の社畜は異世界で国家の経理部分(財務省的な?)まで食い込んで国家転覆企てられるんでは!?」と思うほどキャラの頭キレる描写がよかったです。 原作は小説のようです。 BL要素的には騎士×社畜なのでそういう萌え要素も楽しめつつ、異世界の予期せぬハプニングも楽しめつつな漫画だと思います。
※ネタバレを含むクチコミです。