魔物のはびこる夜の森に、死にたがりやの少女が一人。額には「332」の焼き印、手足には外れることのない鎖。なにかを望むことなんて、とうに忘れてしまったけれど。空っぽの心で、それでも少女は希う。「あたしを食べてよ、夜の王様」
警察官として村を守るオトギは、ある日人狼――ヒトの顔を奪いヒトに成りすます化物――に襲われる。絶体絶命の彼女を救ったのは、ルークと名乗るもう1匹の人狼だった。この獣、果たして敵か味方か……?愛を欺くダークファンタジー、開幕!
ある日、謎のモフモフ獣が 家にやってきた!?(LaLa2024年2月号)