王睿(ワンルイ)は仙術は苦手だが調薬に長けた道士。宮廷に仕えていたとき、人の細胞の成長を逆行させて死に至らしめる薬の開発を指示されるが、正義感からそれを断わったため追放され今は田舎でひっそり暮らしている。宮廷時代、いつもふらりとやってきては構ってくれた武官の颯伸(サーシェン)を懐かしく思っていたところ、突然都から皇太子がルイを迎えにやってきた。その皇太子こそがサーシェンで、彼と共に宮廷に戻ったルイは人語をしゃべる子パンダと引き合わされる。ルイの使命は皇太子の愛人のふりをして宮廷に住まい、その間に子パンダの謎を解明すること。偽の愛人のはずなのにサーシェンに溺愛され愛くるしい子パンダと共に過ごす日々は幸せで……?
大人気ボーイズラブ小説がコミカライズ化決定! 城下町にある酒場の息子リュートは、感情による涙が魔石になるという秘密があった。 魔石は国力を左右する希少価値の高い石。 そんな重大な秘密を、店の常連で「守銭奴」と揶揄されている王国騎士副団長のアドヴァルドに知られてしまった。 「今日から俺のためにいっぱい泣いてもらう」 秘密と引き替えに婚約者にされてしまったリュートは、初夜からあの手この手で泣かされてしまい…!?
コンビニ店員として働く時生(β)は、バイト終わりに発情期のΩに追われているというαの男に「人の居ない所まで乗せてくれ」と頼まれ仕方なくバイクで運ぶことに。そんな事があった2日後、その時助けた男が再び現れレジ越しに愛の告白をされ!?突然の告白に驚く時生だが、周りが必要以上にザワついていて…?実は彼の正体は今や世界で活躍するスーパースター・柳幾人だという。αの超人気俳優からβの一般人への告白は、瞬く間に広まり時生の平凡人生は一変してしまう。迷惑極まりないと思っていたけど、幾人の真摯なアプローチを繰り返し受ける度、なんでβの俺なんかに…と思いつつも惹かれてしまう自分がいて――?