※ネタバレを含むクチコミです。
編集者やアシスタント先の先生からは技術の高さを評価されているものの、マンガ家としてはなかなか芽が出ずくすぶっている西風時生(ならい ときお)。 彼がマンガの持ち込みをした出版社で偶然出会ったのは、類稀なる才能を持ちながら自分を曲げることを知らず、そのせいで表舞台から遠ざかっていた星衛明日馬(ほしえ あすま)という男でした。 マンガは「読者のもの」であると考え、読者に楽しんでもらってこそ作品に価値が生まれると考える時生と、マンガはあくまで「作者のもの」と豪語し、誰が面白いと言っても自分が気に入らなければ原稿を捨てることすら厭わない明日馬。 この作品はそんな2人が創作論を激しくぶつけ合い、原稿を進めるたびに衝突し、お互い妥協など一切しないまま、それでも2人で作品を生み出していく様子を描く、ページの端々からとてつもない熱量をぶちまけながら駆け抜けていくマンガ家マンガです! 1巻まで読了
この作品は、小さなカフェを営む大崎泰央(おおさき・たお)と、世界を飛び回るカメラマンの三原遼輔(みはら・りょうすけ)というカップルを描くBL作品です。 週6日フルタイムで働く泰央と自由人の遼輔は普段からすれ違いがちで 互いを思いながらも見えない不満を募らせていく泰央だったのですが、ある日、遼輔の身にある災いが降りかかり、大きな障壁が2人の前に立ちふさがります。 BL作品ということで同性カップルとしての悩みも描かれるのですが、もっと普遍的な意味で、パートナーとして2人が「病める時も健やかなる時も」共に生きていく様子を描く、広くいろんな人読んでほしい作品です。
※ネタバレを含むクチコミです。