この主人公の生活に共感できる人は、読んでてたまらなく面白いと思います。でも自分はそこまでではなかった。こういう人もいるんだな、というかなり距離のある目線でそれなりには楽しめましたが。もっと共感できたら、もっと面白かったんだろうなとちょっと悲しくなった。
家事以外大抵のことはできちゃうスーパー小学生・春菜来華の日常4コマ漫画。 とにかくこの主人公「らいか」が実に良いキャラしていて、大人からも一目置かれるくらい勉強は大得意で、先生のテスト作成を手伝ったり、皆からも慕われる完璧超人なのだが、家では下手くそな家事をやりたがり両親に諫められたり、クラス2位の男子竹田とはあまずっぺー青春したり、枯れた好み(漬物やサンマの塩焼き、季節の移ろいが好き)を持ってたり、一々やることなす事可愛くて口元が緩む緩む。 同級生も色々と個性的で見ていて楽しい小学校生活だが、サザエさん時空で既に20年間続いていて、先生には子供が出来たり、竹田との仲が進展したりしなかったり、日常物故に前に進まないジレンマは正直ある。 だがこの空間を眺める心地よさは素晴らしい、流石に巻数が多くなり気軽におススメはしにくくなってきてるが、とにかく1巻だけでも読んで欲しい。
なるほど、あとがき読んで知りましたが元々同人誌として出していた作品なんですね。この作品のメインキャラ・奏ちゃんは商業誌では絶対に主役には置かないタイプなんだそう。 前作「春と秋について」の続編で、ハルとアキの同居生活に、あることがきっかけで不登校になり他人と関われなくなった少女が加わる1週間を描いてます。 傷ついて自分の殻に閉じこもった子どもに、常識を押し付けたり人格を否定するような大人がいなくてよかった。父親も思い切って他人に頼ったからいい結果につながった。奏ちゃんと直接関わることはなかったけど、須賀さんがかなりいい仕事してくれてます。 須賀さんの「いくらでも逃げていいって思いませんか!?ただそのことに自分で気付かなきゃ意味がないんです」という言葉が印象に残っている。
対人恐怖症の版画家・ハルと、彼と芸大生時代に知り合ったけど今はサラリーマンをやっているアキの、ほのぼの、時々、ヒリヒリな同居物語。 恋愛関係では全くないものの、口は悪いけど心根は優しいアキに依存しているハルと、アーティストとして評価されるハルに複雑な感情を燻らせるアキ。相性がいいのか悪いのか、一緒にいるのが当たり前になっていて、いわゆる普通の生活とは違うけど、このふたりがバラバラになったら何かが崩壊する様な脆さもある。絶妙な距離感と関係性を保ちながら、結果的にこれがベストバランスなんだなと納得するかんじ。 続編が最近出たので、まず前作を読んでみたらものすごくいい同居マンガでした。
やけに達観した貧乏学生の鶴田くんと、無表情だけど一途でまっすぐに彼を愛す亀山さんが、出会った… 亀山さんの誰も真似できない猛々アプローチの末、無事交際。世間一般から少しずれてる2人、お似合いだと思います。 お互い家庭事情が複雑みたいですが、亀山さんがヤクザの娘だというのは読み始めでは明かされず後半になって初めてわかります。なのに帯やあらすじで盛大にネタバレしてるのが少々残念でした。 2巻待ってます!
この主人公の生活に共感できる人は、読んでてたまらなく面白いと思います。でも自分はそこまでではなかった。こういう人もいるんだな、というかなり距離のある目線でそれなりには楽しめましたが。もっと共感できたら、もっと面白かったんだろうなとちょっと悲しくなった。