・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ むちゃくちゃ面白いだろ。つげ忠男の劇画はハードなやつばかりだと思ったがこれはよかった。 ・特に好きなところは? 色々あるけど写楽の顔真似。具体的に何が面白いのかと言われたら答えられないがすごい好き。師匠の振るタイミングがいいんだよ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! つげ忠男の漫画に興味を持った方はこれを読むのがいいかも
つげ忠男さんの作品は前から興味があったけれど、読むのは初めてでした。主人公は、小説家で、家族はジーンズショップを経営しています。主人公は、稼ぎの少ない冴えないおじさんとして描かれていますが、作者自身もジーンズショップを経営していたというので、自身を投影した主人公なのでしょうか。 そんな主人公が、趣味の川釣りがこうじて、おんぼろの小さな舟を買うのですが、家族はちょっと呆れ気味。それでも自分で舟を改造して屋根などを作り、昔の日本にいた、舟に住む人々のような暮らしを思い浮かべながら、週のうち何日か楽しむようになります。 そこで、漁師などいろいろな人と関わるのですが、川を流れてくる人間ではない何かと遭遇したりして、ちょっと不気味でもあります。設定は現代なのですが、浮世離れした世界に引き込まれていくような感覚があります。 作者の兄である、つげ義春の作品が好きな方にもおすすめです。
つげ義春の作品は好きで読んでいるけど、その弟、つげ忠男の作品は知らなかったので興味をもち、読んでみました。つげ兄弟は幼少の頃かなり苦労したようですが、その家庭環境、父親との緊張感と閉塞感のある暮らしが描かれています。昭和のムードを懐かしむというよりも、昭和の拭い去れない臭いがツンと鼻をつくような読後感でした。 ガロの掲載作品が好きな方、つげ忠男、つげ善春が好きな方はもちろん、昭和を知らない若い人にも読んだらハマる人が少なからずいるのでは。ぜひ試しに読んでみてほしいです。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ むちゃくちゃ面白いだろ。つげ忠男の劇画はハードなやつばかりだと思ったがこれはよかった。 ・特に好きなところは? 色々あるけど写楽の顔真似。具体的に何が面白いのかと言われたら答えられないがすごい好き。師匠の振るタイミングがいいんだよ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! つげ忠男の漫画に興味を持った方はこれを読むのがいいかも