最終戦争「ティタノマキア」。死闘の末、人類は魔族を完全に滅ぼし勝利した。それから二十五年。大戦で魔王を討伐した『七人の英雄』の一人アランはもう四十三歳。辺境の騎士団長として上役や部下に「全盛期は過ぎた」などと言われながらも、平和な日々を過ごしていた。しかし事態は急変する。滅んだはずの魔族軍が突如復活し、攻め込んできたのである。 抵抗むなしく倒されていく部下たち。責任を押し付け合うだけの貴族たち。だから、アランは再び立ち上がった。今度こそ禍根を断ち次の世代に繋ぐために。それに呼応して、再び集結するかつての戦友たち──。『光の勇者』『怪力聖女』『追放されし暗黒僧侶』『悪役令嬢最終形態』歴代最強賢者』『無敵の遊び人』『生き残った村人』──今、戦場に七つの伝説が帰還する!!
25年前に発生した怪物(モンスター)の大群。幼なじみの少女・ソラは、トールをかばって大けがを負い、時を止めるスキル〈停滞〉によってなんとか命をつなぎ留めた。トールは彼女を救うため、自身のスキル〈復元〉を育て上げることを決意した。戦闘にはまったく役立たないそのスキルは森の入口に彼を縛り付け、スライムを狩り続ける日々――。数えきれないほどの後輩冒険者の背中を見送り、“泥漁り”と侮蔑を受けながらも、トールは愚直に努力した。そして、トール39歳。25年もの歳月を費やしてようやく完成したスキルは、世界の常識を覆すほどの性能を秘めていた。
世話になっていた傭兵団が壊滅した。生き残ったロレンは命からがら逃げ出した先の街で生計を立てるため、冒険者になるという道を選択する。だが知り合いもなく、懐具合も寂しいロレンではろくな依頼も受けられそうにない。そんな途方に暮れたロレンに話しかけてきたのは、一つの冒険者パーティで――。これは、初心者冒険者に転職することになった、凄腕の元傭兵の冒険譚である )HJコミックス1月の新刊は、大人気ライトノベル「食い詰め傭兵の幻想奇譚」のコミックス第1巻になります。「小説家になろう」で9000万PVを突破した超人気王道ファンタジーを、新進気鋭の作家・池宮アレアがコミカライズ。池宮アレアは、精緻で鮮やかな世界観描写と、柔らかであたたかな女性キャラに定評があり、他社のノベルスでも多数の表紙イラストを手掛けている。また今作では、迫力のモンスターや、ケレンミあふれるバトルシーンを描き、無料Webコミックサイト「ニコニコ静画」で高く評価。コミックス発売前ながら、9万もの読者にお気に入り登録されている。