約100年前のバリ島に中国人が乗ったオランダの船が座礁するところから物語は始まり、そんな些細なきっかけから戦争に発展してしまう悲しいお話なのですが、侵略から国としての尊厳を守る為に王とその民は集団自決をします。このクライマックスを迎えるまでにバリの人々の習慣や思想というのを読みながら理解していくので、悲しいけれどそれよりもバリの底知れなさに圧倒される気持ちの方が大きいです。最初は内容が難しそうで自分に理解できるのか不安でしたが、読み進めると夢中になってしまいました。原作者のヴィッキー・バウムという女性はグランドホテル形式を生み出した方だそうで、実は「バリ島物語」も群像劇なのです。なので多少は日本人には馴染みのない文化に戸惑うところもあるかもしれませんが、ストーリーとして面白くない訳がないのです。でもこれを漫画に出来るのはさそうあきら先生だけだろうなぁ…!流石だなぁ…!と思いました。
約100年前のバリ島に中国人が乗ったオランダの船が座礁するところから物語は始まり、そんな些細なきっかけから戦争に発展してしまう悲しいお話なのですが、侵略から国としての尊厳を守る為に王とその民は集団自決をします。このクライマックスを迎えるまでにバリの人々の習慣や思想というのを読みながら理解していくので、悲しいけれどそれよりもバリの底知れなさに圧倒される気持ちの方が大きいです。最初は内容が難しそうで自分に理解できるのか不安でしたが、読み進めると夢中になってしまいました。原作者のヴィッキー・バウムという女性はグランドホテル形式を生み出した方だそうで、実は「バリ島物語」も群像劇なのです。なので多少は日本人には馴染みのない文化に戸惑うところもあるかもしれませんが、ストーリーとして面白くない訳がないのです。でもこれを漫画に出来るのはさそうあきら先生だけだろうなぁ…!流石だなぁ…!と思いました。